「リップカールプロ・サーチ」はRound3へ突入!
2007-06-26 更新

(写真はパーフェクト10を出したハワイアン、フレッド・パターチア)
まず、この日の注目ヒートはアンディ・アイアンズ(HAW)VSビクター・リーバズ(BRA)。アンディが素晴らしいチューブライドで9pt台を2本揃え、イベント最高スコアとなる18.24ptをゲット。ヒート終了まで10分も残っていたにもかかわらず、ビクターをラインナップに残して海から上がるという余裕ぶりを見せていた。
「最初の波には潰されちゃったんだけど、2本目は最高のバレルだった。3本目もなかなか良かったね。4本目にはサーフボードが真っ二つに折れちゃったけどさ(笑)」とアンディ。「それでオレは引き上げたんだ。凍るほどに寒かったし、フジツボに切られるのはゴメンだったから。ビクターには失礼になるかもしれないけど、あの時オレがラインナップに戻ってたら怪我をしていたかもしれないし、恐らく戻る価値は無かったと思うよ。オレはすでに9pt台を2本も揃えていたしね。それでも彼がオレを倒したんなら、その時は彼がベストだったんだろうね。」とコメント。
今シーズンのアンディは、第2戦のベルズで2位、タヒチで5位になるものの、第1戦のゴールドコーストでの33位が響いてレイティングは7位と出遅れ気味。今回のチリの波は、水温こそ違えど故郷のハワイに似ており、優勝を狙っているのは間違いないはずだ。次のRound4では、前回のタヒチで3位に食い込んだ好調のルーキー、カイ・オットン(AUS)と対戦する。
一方、苦いヒートとなってしまったのが、レイティング2位のタジ・バロウ(AUS)だろう。ワイルドカードのブルーノ・サントス(BRA)を相手にまさかの敗退を喫してしまい、同じワイルドカードのケコア・バカルソ(HAW)に勝利したミック・ファニング(AUS)に差を広げられてしまった。
また、ヒート12ではハワイのフレッド・パターチアがこのコンテスト唯一のパーフェクト10を叩き出し、フランスの新鋭ジェレミー・フローレスを破った。
アンディ同様に今年は出遅れているケリー・スレーター(USA)は、キーレン・ペロウ(AUS)を相手に余裕の勝利。Round4ではディンゴことディーン・モリソン(AUS)と戦う。
ネクストコールは現地時間の26日朝7時(日本時間の26日夜20時)
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photo: ASP Covered Images