ビラボンプロ… メインラウンドスタート!
2002-05-08 更新
WCT第3戦ビラボン プロ チョプーは、現地5/7にメインラウンドがいよいよスタートしました! しかし、ニュージーランドで足止めを食らっている50本以上のサーフボードはまだ届かず…自分のボードが受け取れていないサーファーを配慮して、組み合わせを変更してイベントは開催されました。さらに、WCTのヒートで初採用となるベスト2スコアで争われることに。それとは対照的に、コンディションの方は途中風が強まってホールドされつつも、終日8-10ftのパーフェクト! そんな中、ブラジリアンのピーターソン・ロサは、過去6回ワールドチャンプに輝いたケリー・スレーターと、2001年のWQSチャンプのミック・ファニングを相手にヒートを支配しました。まず、ピーターソン・ロサはバレルライドで9.25ptの高得点をマークすると、ケリーとミックが危険な波にチャージしている間に波をじっくり待ちました。そして、最後に8.35ptのハイスコアを再びゲットして勝利してラウンド3へアップしました。ヒート終了後に、「コンテストが再開される前に、ケリーが練習してたのを見たけど、どうしたんだろう?」とピーターソン・ロサが言っていたように、ケリーはこのヒートの最初10分はラインナップに姿を現さなかったんです。でも、その後登場して遅れを取り戻そうと、だれも行かないような波にチャージ! 特に最初に食らった1本はゼッケンが剥ぎ取られた程だったとか。そのチャージぶりに見ている人間はかなり興奮していたようです。ケリーの友達、パールジャムのエディー・ヴェダーもモヒカンカットで興奮していたとか。そして、シェーン・ドリアンはファビオ・ゴウベイアとニューカマーのキーラン・ピロウと対戦。ヒートの終盤でやっと7.5ptをゲットしたと思ったら、2本目は9.0ptの素晴らしいライドで1位に浮上しました。キーランも9.65ptのハイスコアを出して差を縮めたんですが及ばず。シェーンが1位でラウンド1を通過しました。そんなシェーンは「ヒートの最初はスローだったけど、最後になってバンバン波が入ってきて…これぞチョプーって感じだった。11日早くここに入ってるから、落ち着いてサーフィン出来てるよ。」と語ってました。また、ジョエル・パーキンソン、ディーン・モリソン、パウロ・モウラの一戦は、ニューカマーのディーンが8.25ptを含むトータルでヒートをリード。しかし! ヒート35分の2/3以上も波を待ったパウロが、お化けセットにテイクオフ…長いバレルをメイクしてパーフェクトに近い9.75ptをマーク! 最後1.91以上で逆転というところで、「パドルアウトしてたときにレナンがインサイドのに行け」と、言われた通りインサイドの小さいチューブで2ptをいただいて逆転に成功! 1位でラウンド3へ上がりました。ヒート9までで終了したこの日、シェイ・ロペス、パット・オコーネル、ネイザン・ヘッジ、トレント・ムンローなどが1位通過し、テイラー・ノックスやカラニ・ロブ、タジ・バロウ、そしてワールドチャンプのCJホブグッドなどがラウンド2を戦います。さて、ボードが届かなかったり、ギルヘルム・ハーディーがケガをしたりと、なにかとハプニングの多いこのイベント、今後どんな展開が待っているのでしょうか?? 続報をお楽しみに! 
