WQS 6STAR南アフリカ終了!
2007-04-23 更新

ファイナルデーとなったこの日は3ftのクリーンなコンディションに恵まれ、Round of 16のヒート6から再開しました。
クォーターファイナルまで勝ち上がっているのは、ルークとジョディの他にキーレン・ペロウ(AUS)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ネコ・パダラッツ(BRA)ら前日までにラウンドアップしている面々の他、デーン・レイノルズ(USA)、ミカエル・ピコン(FRA)、ロイ・パワーズ(HAW)の3名が残ヒートでラウンドアップ。
中でも最も注目されていたのが、地元ダーバン出身のワールドジュニアチャンプ、ジョディでした。3月にオーストラリアで開催された4STAR 『Hot Tuna Central Coast Pro』では見事優勝を飾っているジョディは地元の声援に応える活躍を見せ、見事ファイナルに進出。乗りに乗っている弱冠19歳のジョディですが、この勢いをファイナルで止めたのは“45人目のWCTサーファー”のルークでした。
ヒート開始後10分で、コンビネーションで14.66ptという2本を揃える爆発力で突っ走るジョディ。中盤まではルークはノーライドという状況で、早くも勝負は見えたかと思われました。しかしルークは15分経過してようやくファーストライド、この1本が8.50ptのハイスコア!その後10分間は両者動きがない状況でしたが、ついにルークが6.80ptの2本目を決めてそのまま終了!
ジョディ一色のダーバンでの勝利に対し、ルークは「ジョディを負かすには良い波を待たなきゃいけないって分かっていた。彼はずっと調子も良かったし、ひどい波でもハイスコアを決めてくるから、オレはセットに焦点を合わせる必要があったんだ。この1週間ずっとジョディを見てきたけど、彼より小さい波でいくらエアーを決めてもかなわないだろうなって思った。だから、オレの作戦は波を待つこと。それがうまくいったね。ジョディは良いサーフィンをしていたし、彼のホームビーチで彼を負かすのは最高だね!」とコメント。
ルークは2006年WQSでは惜しくもTOP44から漏れ、WPSワイルドカード枠としてWCTに参加している選手。これまでWCT第1戦、第2戦と出場しているものの、33位に甘んじていました。しかし、今回の勝利で3000ptを獲得し、WQSレイティングも66位から一気に13位へジャンプアップ。まだまだWQSツアーは続きますが、WCTへのクオリファイが遠くはないものとなりました。
今大会の結果は以下の通り。
WQS 6STAR『クイックシルバー・プロ・アフリカ』結果
1位 ルーク・マンロー(AUS)
2位 ジョディ・スミス(ZAF)
3位 エイドリアン・バッカン(AUS)、ロイ・パワーズ(HAW)
5位 キーレン・ペロウ(AUS)、ネコ・パダラッツ(BRA)、デーン・レイノルズ(USA)、ミカエル・ピコン(FRA)
photo: ASP Covered Images