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WCT男女開幕戦ゴールドコースト速報!

2007-03-04 更新
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オーストラリアのゴールドコーストで開催されている2007年ASP-WCT第1戦『クイックシルバー・プロ』は現地時間4日、Round2までを消化しています。3~4ftのクリーンなコンディションと晴天に恵まれ、たくさんのファンが朝早くからビーチに押し寄せました。

それもそのはず、ケリー・スレーター(USA)とアンディ・アイアンズ(HAW)がルーザーズ行きとなっており、この日のヒート1、2で彼らが登場するため。最初に登場したケリーはチューブになりにくかったこの日のスナッパーロックスでキッチリとチューブをメイクするなど、16.16ptのコンビネーションでワイルドカード出場のデイル・リチャーズ(AUS)を破りました。

続くヒート2で登場したのがアンディとジェイク・パターソン(AUS)の対戦。ジェイクは昨年残念ながらWCTクオリファイに失敗したことで現役引退を発表、今大会にはワイルドカード枠として出場しているベテラン選手。そのジェイクがアンディを破る波乱が。アンディはリズムが合わずにコンビネーションでも10pt台と低迷する中、ジェイクは16ptというハイスコアでRound3へコマを進めました。
「自分のキャリアを締めくくる良い方法をなかなか求めることが出来なかったんだ。まだ完全には終わった訳じゃなくて、今日は夢のようなヒートだったよ。」とジェイク。「アンディとオレは長年競ってきているから、1歩リードできて嬉しいよ。オレの目標は、タイトルを狙う選手を早い段階で負かすことさ。ココだけの話、オージーが今大会のタイトルを持ち帰るのを見たいから、オレはちょっとだけ役に立ったかなって思ってるよ!」と2006年レイティング2位のアンディを破ったベテランは謙虚に語りました。
残念ながらジェイクはRound3でミック・ファニング(AUS)と対戦。若手オージーを立てるのか、それとも自身でタイトルを取りに行くのか…注目です。

南アフリカのトラビス・ロギーは、30年以上前からスナッパーロックスでサーフィンをしていたマーク・オクルーポを破りました。
「オッキーは生涯尊敬するサーファー。彼の存在はオレがサーフィンを始めた理由だったし、英雄の一人。そんな尊敬しているオッキーに勝っちゃったから、面と向かって顔を合わせにくくなっちゃったよ。彼は本当にタフな選手だから、すごいナーバスになったよ。マジでマジでマジで勝ち抜けて嬉しいよ!」と興奮気味に語ったトラビス。

他、タジ・バロウ(AUS)、CJ&ダミアン・ホブグッド兄弟(USA)、ブルース・アイアンズ(HAW)といった上位選手はRound3へコマを進めています。

また、同時に開催されているWCT Womenの第1戦『ロキシー・プロ』はこれまでにRound3までを消化。世界王者のレイン・ビーチリー(AUS)が14歳の新鋭ワイルドカーダーのカリッサ・ムーア(HAW)に大差で敗れる波乱が。また、ソフィア・ムラノビッチ(PER)、ロシェル・バラード(HAW)といった有力選手はRound2で早々に姿を消していますが、期待のルーキーのステファニー・ギルモア(AUS)は順当にラウンドアップしています。

クイックシルバー・プロ、ロキシー・プロ共に、今後の動向については随時お伝えする予定です。お楽しみに!

photo: ASP Covered Images