WQSパイプラインプロがスタート!
2007-01-29 更新

WQSイベントとはいえパイプラインを舞台に繰り広げられる今大会は例年ビッグネームも多数参加しており、注目のイベントの一つ。
コンテストオンとなった初日は6ftのクリーンなシリンダーバレルが次々とブレイク。午後にはオンショアが強まりコンディションが悪化したものの、Round of 160を消化。アーリーラウンドにもかかわらずハイレベルな熱戦が繰り広げられています。
この日のサプライズは、パイプラインでは無名の2人のサーファーの活躍でした。カウアイ島出身の弱冠16歳アレックス・スミスと、ペルー出身の24歳アルバロ・マルパチダの二人。アレックスはこの日唯一のパーフェクト10をバックドアでメイク!また、アルバロもコンビネーションで15.75ptの最高スコアを決めるなどで両者そろってラウンドアップしています。
また、今大会ではスポンサーのモンスター・エナジーが主催していた「Monster Sweepstakes」でパイプラインの波を特等席で観戦できる権利をゲットしたラッキーなファンの姿も。初めて見るパイプラインの波に「今まで見た波の中で一番デカイ!信じられないね。数日中にもっとサイズアップするようだけど、どうなるのか想像もつかないよ」と語っていました。
彼のコメントのように、ノースショアでは大きなスウェルが到着する予想となっています。現地時間の29日頃から15ftを超え、30日にはピークを迎えて20ftオーバー、フェイスサイズでは40ftのビッグサイズになるとも言われています。当分はパイプラインもコンテストどころではなくなりそうですが、週末には再び落ち着きを取り戻すようです。
今後の見所では、Round of 96からはデーン・レイノルズ(USA)、シェーン・ベッシェン(USA)ら人気選手の他、脇田貴之、小川直久をはじめとする日本勢も多数登場。また、マネーラウンドとなるRound of 64からは昨年の覇者ロブ・マチャド(USA)、2004年パイプライナーのジェイミー・オブライエン(HAW)、パンチョ・サリバン&フレッド・パターチアの地元WCT選手にシェーン・ドリアン(HAW)といったそうそうたる面々がそろう中、日本からは田中樹が唯一のシード登場!
コンテスト開催期間は2月9日まで。今後の動向につきましても随時お伝えする予定です、お楽しみに!
photo: ASPTostee