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パイプライン・マスターズの栄冠は誰の手に!?

2006-12-15 更新
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ハワイ・オアフ島のノースショア、パイプラインで開催されていたトリプル・クラウン第3戦で2006年WCT最終戦『リップカール・パイプライン・マスターズ』は、現地時間14日に全行程を終了しました。

強めのオフショアが吹き荒れるパイプラインは、5~8ftのサイズ。パイプラインもバックドアも極上のシリンダーバレルとなり、Round3からファイナルまでを一気に消化しました。

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■ファイナルデーの注目は…

2006年度WCTワールドチャンピオンは既にケリー・スレーター(USA)が手にし、トリプル・クラウンの栄冠についてもレイティング2位のジョエル・パーキンソン(AUS)が既に敗退していることからアンディ・アイアンズ(HAW)が手にすることがほぼ確実となっている中、やはり「だれが今年のパイプライナーか!?」という点に注目が集中しているファイナルデー。
ジェイク・パターソン(AUS)がRound3で、ブルース・アイアンズ(HAW)がクォーターファイナルで敗れていく中、ケリー、アンディ、そしてジェイミー・オブライエン(HAW)とロブ・マチャド(USA)らがセミファイナルへ進出。また、ダミアン・ホブグッド&コリー・ロペスのグーフィーフッターのアメリカンコンビもコマを進めました。
好調だったミック・ファニング(AUS)、ローカルのイアン・ウォルシュらはクォーターファイナルで敗退。

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■注目のセミファイナル

ヒート1ではケリーとロブが同一ヒートで登場。ダミアン、そして唯一オージーでラウンドアップしているルーク・ステッドマンとの対戦となりましたが、ファイナルへコマを進めたのはケリーとロブの往年の“ニュースクーラー”コンビ。パイプライナーの経験がある2人がそろって勝ち上がりました。
一方ヒート2では、アンディとコリー、さらにジェイミーとクリス・ワード(USA)という、“ニュースクーラー”のネクストジェネレーションたちの対戦!ジェイミーがまず8.67ptのスコアを決めて優位に立つものの、終盤にアンディがミドルスコアのコンビネーションで逆転。ジェイミーも2位をキープし、ファイナルは過去のパイプライナー4名の対戦になるか…と思われましたが、コリーが残り2分で6.67ptのミドルスコアを決めてジェイミーを逆転!アンディとコリーの親友コンビがファイナル進出となりました。ジェイミーにとっては痛い敗退…。

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■誰がパイプライナーの栄冠を手に!?
ケリー、ロブ、アンディ、コリーというそうそうたる顔ぶれのファイナルは、ケリーが初っ端から9.00pt&7.40ptのコンビネーションをメイク!中盤には8.53ptを決め、総合で17.73ptという圧倒的な強さを見せるケリーでしたが、追う筆頭となったのがやっぱりアンディ。アンディは8.43ptを決めてジワジワとケリーを追いかけ、終盤には9.87ptをメイク、ケリーを逆転!そして終了1分前、ディープなポジションから大きく長いバレルをメイクしたアンディはパーフェクト10をメイク!最後に嬉しいウィニングランとなり、4度目のパイプライナーの栄冠を手にしました!もちろんトリプル・クラウンの栄冠も同時にGET。

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■2006年度WCTレイティングが決定
アンディの最終戦優勝により、レイティングは一気に2位までジャンプアップ。タジ・バロウ(AUS)はパイプでの痛恨の敗退により4位へ、そのかわりにミックが3位へつけました。また、ルーキーイヤーにもかかわらず2度の優勝を果たしたボビー・マルチネス(USA)は5位と大活躍!

アンディの優勝で幕を閉じた2006年のWCT。来年のWCTにつきましても、BCMでは随時レポートします!ご期待下さい!

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■パイプライン・マスターズ結果
1位 アンディ・アイアンズ
2位 ケリー・スレーター
3位 コリー・ロペス
4位 ロブ・マチャド

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■2006年度WCT最終レイティング
1位 ケリー・スレーター
2位 アンディ・アイアンズ
3位 ミック・ファニング
4位 タジ・バロウ
5位 ボビー・マルチネス
6位 ジョエル・パーキンソン
7位 ダミアン・ホブグッド
8位 トム・ウィタカー
9位 テイラー・ノックス
10位 ディーン・モリソン
11位 ティム・レイズ
12位 フィリップ・マクドナルド
  コリー・ロペス
14位 ブルース・アイアンズ
15位 ビード・ダービッジ
16位 C.J.ホブグッド
17位 フレッド・パターチア
18位 ダニエル・ウィルス
19位 グレッグ・エムズリー
20位 アドリアーノ・デ・ソウザ
21位 クリス・ワード
22位 ショーン・カンズデル
23位 トラヴィス・ロギー
  マイケル・ロウ
25位 ルーク・ステッドマン
26位 マーク・オクルーポ
27位 パンチョ・サリバン