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トリプル・クラウン第1戦「OPプロ」終了!

2006-11-22 更新
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ハワイ・オアフ島のノースショア・ハレイワで開催中のトリプルクラウン第1戦でWQS・6starイベント「OP PRO」は現地時間21日、ファイナルまでの全行程を終了しました。

ファイナルデーとなったこの日は4~7ftの形良いブレイクに恵まれ、トップシード選手が続々と登場するクォーターファイナル~ファイナルまでの全7ヒートが行われました。

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■優勝はアンディ!

WCTの世界王者はケリー・スレーターに決定したものの、そのケリーの最大のライバルということを誰もが認めているのがアンディ・アイアンズ(HAW)。クォーターファイナルでは弟のブルースと同じヒートでしたが、そのブルースを破って順調にラウンドアップ。ファイナルはアンディ、タジ・バロウ(AUS)、ミカエル・ピコン(FRA)、そしてローカルのジョエル・センティオの4名。アンディは序盤でハイエスト・スコアとなる7.50ptを決め、それ以降は一度もリードを譲ることなくフィニッシュ!昨年12月のパイプラインマスターズに続き、トリプル・クラウンでのコンテスト連勝となりました!

「トリプル・クラウンはプロサーフィンでも特別なスゴさがあるんだ。世界でも名高い3つのポイント(ハレイワ、サンセット、パイプライン)での大会だし、誰がそこで上手いかってことは常に話題になるからね。(優勝は)最終目標だよ。オレは8歳の頃からこの大会に出てて、人生を賭けてるんだ。WCTでまわってる連中なんかも、どんな国籍のサーファーだろうと、欲しいタイトルだと思うよ。」とアンディ。「タフだったよ。20分間の4人ヒートだから、短距離選手並みに疲れたね。トラブルを避けながら早くスコアを稼がなきゃだから、完全に戦略がいつもと違った。今回が今年初めてのWQSイベントだったから、ちょっと変な感じだったね。まぁ、WCTにクオリファイするために散々経験したことだから、どうすればいいかは知っていたよ!」と語りました。

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■意外な伏兵の活躍

ファイナル進出者の中でも珍しい顔だったのが、フランスのミカエル・ピコン。彼は過去に二度のヨーロッパチャンピオンを獲得したことがある実力者で、ヨーロッパ唯一のWCTサーファー。残念ながら4位という結果になったものの、本人も「世界中のグッドサーファーが集まるこの大会でファイナルまで行ったなんて、すごく光栄だよ!今年はWCTではあまり良い結果を残せなかったから、自分に自信が持てたよ。僕のヒーローのアンディやタジと一緒にパドルアウトしたなんて、ちょっと誇れるよね。」とコメント。

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■2007年WCTクオリファイは?

ここで気になってくるのが、2007年のWCTクオリファイの動向。
ASPによると、クオリファイの可能性が残されているのは8210ポイント以上。計算上では、現在WQSレイティング50位のトビー・マーティン(AUS)までにクオリファイの可能性が残されています。しかし、あらゆる条件が揃い、かつ本人がサンセットで優勝をしなくてはならない話。
実際にはおよそ8545ポイントがボーダーラインとされているようです。また、安全圏と呼ばれているのが9000ポイント以上。となると、現在40位以内の選手たちにはなんとしてでも勝利したい最終戦となってきます。
複雑ではありますが…いずれにしろ選手にとっては勝つしかないですね!

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次回は11月24日から、トリプル・クラウン第2戦「O’Neill World Cup」がハレイワから7マイル北にあるサンセットにて開催されます。