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WCT第9戦はQFまで進行中!!

2006-10-13 更新
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10月3日(火)からスペイン・ムンダカで開催されているビラボン・プロは、現在クォーターファイナルのHeat3まで消化。経過とファイナルに向けての見所などをお伝えします!!
(写真はQF対戦後のミックとパーコ)

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■緊迫のR3~R4

R3の残り半分、注目のケリー・スレーター(USA)やタジ・バロウ(AUS)、アンディ・アイアンズ(HAW)などのタイトルに絡む選手のヒートがスタートした11(水)。非常に緊迫感が漂う一日となっていましたが、上記の3人は危なげなくR4へ進出。ケリーはラウンドアップする毎にワールドタイトルを引き寄せています。またボビー・マルティネス(USA)とダミアン・ホブグッド(USA)もここ最近はなかなか実力を発揮できずにいましたが、徐々に調子を盛り返してきて今回は順調にラウンドアップ。

R4からはコンディションが変化していたため、12(木)よりムンダカから西に向かったバキオに場所を移しました。
すでに9(月)の時点でR4への進出を決めていたジョエル・パーキンソン(AUS)がHeat1でブルース・アイアンズ(HAW)と対戦。やはりパーコの勢いは衰えを知らず、ブルースを一気に撃破。
続いて登場した注目のミック・ファニング(AUS)、ケリー、アンディー、ボビー、タジらも問題なくラウンドアップ!! しかしタイトルへのわずかながら可能性を残していたダミアンはここで敗退…。今期の最大の夢はここで潰えました。

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■ドラマティックなQF

QFの対戦は大変豪華な組み合わせが続きました。Heat1は前回第8戦フランスの決勝と同じパーコ対ミックの親友同士の組み合わせ。お互い負ければその時点でワールドタイトルへの夢は終わりという非情な一面を持ったこの対戦は、両者の熱い思いがぶつかり合った素晴らしい対戦となりました。結果はパーコ16.34p、ミック15.33pと僅差でパーコが勝ち名乗りを上げセミファイナルへ。

続いてセミファイナルでのパーコとの対戦をかけHeat2に登場するのが、ケリーとトム・ホイッティカー(AUS)。イマイチ波を掴みきれないトムは合わせて7.93pと力振るわず、一方のケリーは着実にポイントを重ね、本調子ではないと言いながらも13.23pで危なげなくラウンドアップ。

そしてドラマは次のHeat3でも起こりました。現在レイティング3位のアンディと7位のボビーの対戦。この対戦で喜びの声を上げたのはボビー。対戦後のインタビューにボビーは「最高にハッピーな気分だ。この前のJベイ~フランスまでの3戦はあまりにも酷かったからね。このヒートは僕にとっても本当に重要なものだったように、アンディにとってもワールドタイトルへ繋がる意味も含め最重要の一戦だった。ただ自分は自分のベストを尽くそうとした。どれだけのチャンスがこれから自分にやってくるのか見えないし、ただ目の前にあるチャンスをラストチャンスだと思いながら全てを尽くすのみだったよ。」と応えていました。

■SFの残る椅子はあと一つ

現在QFはHeat4のタジ対ディーン・モリソンの対戦を残すのみ。タジもアンディ同様にケリーよりも上位に立たなければワールドタイトルの夢は水の泡と化します。最後の望みをつなぐためにも、今シーズン未だ辿り着けない表彰台の天辺に立つためにも、最高のパフォーマンスを見せてくることでしょう。

いよいよ終盤!! 本当に目が離せない対戦が続きます!! 今後の情報につきましても、BCニュースなどでお知らせしますので、ご期待ください!


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◆セミファイナルの対戦予定

Heat1
Joel Parkinson(AUS)
    vs
Kelly Slater(USA)

Heat2
Bobby Martinez(USA)
    vs
Taj Burrow(AUS) or Dean Morrison(AUS)