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WCT第8戦はR3が終了

2006-09-30 更新
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フランスのホセゴーで開催中のASP-WCT第8戦「クイックシルバープロ」は、現地時間29日までにラウンド3までを消化しました。23日にラウンド1を行って以来、強い風によるコンディション悪化などの影響でコンテストの進行に悩まされていたものの、会場の移動などによりまずまずのブレイクをチョイスするなどの対応により、開催期間の10月1日までにはコンテスト全てを何とか消化できそうな状況になってきました。

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■大物が登場のR2
ラウンド2には、普段はスムースにラウンド3へとコマを進めているレイティング上位の目玉選手が続々と登場し、注目のR2となりました。タジ・バロウ(AUS)、ミック・ファニング(AUS)、ボビー・マルチネス(USA)、テイラー・ノックス(USA)、そして前節「ブーストモバイルプロ」の勝者であるビード・ダービッジ(AUS)らが立て続けに登場!そんな中ボビーは、現在WQSレイティング1位で来年度のWCTクオリファイが決定しているワイルドカード選手のジェレミー・フローレス(REU)に、ビードもWCTルーキーの“エース”ことエイドリアン・バッカン(AUS)に敗れる結果となりました。
上位選手を破ったジェレミーとエースは、R3ではそれぞれケリー・スレーター(USA)、アンディ・アイアンズ(HAW)との対戦となります。

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■痛恨の敗退!
29日には、ラウンド2の残ヒート消化後、3~5フィートのクリーンなコンディションの中でラウンド3がスタート。最初の波乱がダミアン・ホブグッド(USA)とロイ・パワーズ(HAW)との対戦。終始パワーズが優位に立ち、ダミアンはここで姿を消すことに。
また、もう一つの痛恨の敗退は、現在レイティング2位につけているタジ・バロウ(AUS)の敗退!ブラジリアンのペドロ・ヘンリケとの対戦となったこのヒートでは、風の影響でよれたコンディションにタジが苦戦。ミドルサイズのレフトの波を逃さずに掴んだペドロは7点台、8点台をきっちりとマークしてタジを破る殊勲!

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■王者が近づいたケリー
このタジの敗退により、8度目の世界チャンプが着々と現実味を帯びてきたケリー・スレーター(USA)は、R2での活躍が目立ったジェレミー・フローレスと対戦。ジェレミーはリユニオン島出身で、昨年のフランスではミック・ファニングを大きなバレルライドで破ったことがあります。スポンサーはケリーと同じクイックシルバー。ジェレミーにとってはケリーは尊敬する神様的存在。しかしケリーはジェレミーに終始リードを譲ることなくラウンド4へコマをすすめました。

一方のアンディもエースとの対戦にきっちりと勝利してラウンドアップ。その他、ブルース・アイアンズ、ミック・ファニング、ジョエル・パーキンソン、フィル・マクドナルドらが勝利しています。

ラウンド4からファイナルまでは現地時間30日の朝からスタートの見込み。今後の動きについても、BCニュースなどでお知らせする予定です!ご期待ください。

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◆ラウンド4の対戦予定
Heat1
Roy Powers (HAW)
Daniel Wills (AUS)

Heat2
Bruce Irons (HAW)
Mick Fanning (AUS)

Heat3
Jake Paterson (AUS)
Michael Lowe (AUS)

Heat4
Travis Logie (ZAF)
Kelly Slater (USA)

Heat5
Andy Irons (HAW)
Cory Lopez (USA)

Heat6
Marcelo Nunes (BRA)
Tom Whitaker (AUS)

Heat7
Pedro Henrique (BRA)
Fredrick Patacchia (HAW)

Heat8
Joel Parkinson (AUS)
Phillip MacDonald (AUS)