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WCT第5戦アンディーが優勝!!

2006-06-26 更新
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現地時間6月20日からメキシコのラホヤで開催されていたWCT第5戦「リップカールサーチ」は素晴らしい波に恵まれ、順調にスケジュールを消化し、テイラー・ノックス(USA)とのファイナルを制したアンディー・アイアンズ(HAW)が今年初勝利となる優勝を手にしました。

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■アンディーがレイティング2位に浮上

8点台のスコアで先制したのはテイラーでしたが、彼はボードを壊してしまい、ベストボードより少し重いボードでヒートを続けることになったようです。直後に、アンディーが思い切ったエアリアルで追いつくと、カービングなどを織り交ぜたマニューバで7点代後半を加えてトータル16.86ptVS11.33ptで完勝!! アンディーはこの勝利でレイティングも2位にジャンプアップし、トップのケリーと93p差まで詰め寄りました。

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■テイラー、ティミーらUSA陣の活躍

2位でフィニッシュしたツアー歴13年のベテラン、テイラーは、今年は過去無い位の好調振りをアピールしています。今回、クォーターファイナルでケリー・スレーターを、セミファイナルではタジ・バロウを敗ってのファイナル進出で、レイティングも4位につけ、タイトルを狙う上位陣を脅かす存在となっています。
また、日本でも人気の高いティム・レイズはセミファイナルでアンディーに敗れはしたものの、自己最高の3位でフィニッシュし、レイティングも10位にランクイン! 加えてR3でマークした19.60ptがイベントのハイエストスコアとなり、人気を裏付ける結果を残しています。

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■メキシコ開催は大成功

何よりも素晴らしかったのが、ラホヤのスパーブレイクが大会期間中にコンディションを落とさなかったことです。ブレイクのほとんどがトンネルのようなロングチューブとなり、R1からパーフェクト10のオンパレード、ハイレベルのパフォーマンスでハイスコアが必至のヒートは、まさにすべてがドリームマッチとなりました。
ケリーをはじめ、「来年もここで!」という希望を口にする選手が多数続出で、イベントは大成功となりました。

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■今後の展望

ケガで欠場空けとなるケリー・スレーターですが、5位という結果を残し、依然レイティングもトップをキープしています。ルーキーながら2位につけていたボビー・マルチネスは9位の結果に終わり、2位の座をアンディーに明け渡しましたが、3位を死守しています。
1位から3位までの差はわずか225pで、第6戦の結果次第では入れ替わることも十分考えられます。また、この上位3名を追う、タジ、テイラー、ジョエル・パーキンソン、ホブグッド兄弟らにも十分ンチャンスは残っています。

次回は7/12から南アフリカはジェフリーズベイで第6戦ビラボンプロがスタート。一時はケリーの独走かと思われた今年のWCTですが、ルーキーの活躍、アンディーの巻き返しなどで接戦モードに突入し、一戦一戦がより楽しみとなってきています。

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■結果
1位:アンディー・アイアンズ(HAW)
2位:テイラー・ノックス(USA)
3位:タジ・バロウ(AUS)
3位:ティム・レイズ(USA)

■レイティング
1位:ケリー・スレーター(4233p)
2位:アンディー・アイアンズ(4140p)
3位:ボビー・マルチネス(4008p)
4位:タジ・バロウ(3650p)
4位:テイラー・ノックス(3650p)
6位:ダミアン・ホブグッド(3542p)
7位:ジョエル・パーキンソン(3052p)
8位:CJホブグッド(2896p)
9位:ブルース・アイアン(2884p)