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WCT第3戦『ビラボンプロ・タヒチ』優勝はボビー!!

2006-05-15 更新
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現地時間5月13日(土)からタヒチのチョープーで行われていたWCT第3戦「ビラボンプロ」は、ボビー・マルチネス(USA)の優勝という結果で幕を閉じました。

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■予想外のファイナル

ファイナルの舞台に立っていたのは、ケリーでもアンディーでもなく、スタイリッシュな若きグーフィーフッタ-2人となりました! いったい誰がこの組み合わせを予想したでしょうか!?セミファイナルで王者ケリースレーターに5点以上の差をつけ、堂々のファイナル進出を決めたのは2005年WCTルーキーオブザイヤーを獲得したフレッド・パターチア(HAW)でした。もう1人のファイナリストは、ボビー・マルチネス(USA)。テイラー・ノックスを1.24pt差で抑えてのファイナル進出です。どちらが勝ってもツアー初勝利という新鮮な空気の中、ウィンイングコールを受けたのはディープなチューブライディングをメイクしたボビーでした。ファイナルのスコアはボビーが16.27ptで、フレッドが16.07ptという結果からも分かるように、まさにシーソーゲームとなりました。フレッドは、チョープーのシャローリーフの上でダブルクラブエアリアルを試み、見事メイクするなど驚異的なパフォーマンスを魅せたにもかかわらず、8点台のチューブを2本立て続けにメイクしたボビーのスコアを超えることができませんでした。

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■トップランカー順位を下げる

クオーターファイナルまでは「3連勝の可能性もあり!」と思わせる程順調だったケリー・スレーターがセミファイナルでまさかの5.10pt。8本乗った中での最高スコアが2.93ptという結果に一番驚いたのはケリー自身だったのではないでしょうか。
アンディー・アイアンズもクオーターファイナル前に敗れたのは今年初で、スランプから抜け出せずにいる状態です。また、タジ・バロウ、ジョエル・パーキンソン、ミック・ファニングら実力派オージーは揃って早期敗退を喫し、軒並み順位を下げてしまいました。

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■第4戦の見所

第4戦Globe Proが5/21からフィジーのタバルアでスタートしますが、第3戦同様、レフトのバレルが戦いのステージとなる可能性が大きく、そうなると、グーフィーがやや有利。また、ケリーのトップは変わりませんが、2位以下は1戦ごとに変わっています。混戦状態から一歩抜け出し、打倒ケリーに名乗りを上げるのはいったい誰なのか!? 調子を落としているベテラン勢の巻き返しに期待したいのですが、インターバルも一週間と短く、勢いに勝る若手やワイルドカードが台頭することも十分考えられます。

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■結果
1位:ボビー・マルチネス(USA)
2位:フレッド・パターチア(HAW)
3位:ケリー・スレーター(USA)
3位:テイラー・ノックス(USA)

■レイティング
1.ケリー・スレーター(3276p)
2.ボビー・マルチネス(2676p)
3.テイラー・ノックス(2208p)
4.アンディー・アイアンズ(2064p)