WCT第1戦「クイックシルバー・プロ」R3まで消化
2006-03-08 更新

(写真はパンチョ・サリバン)
猛烈な南東風と、2ft前後のスモールコンディションに悩まされる中、この日は6日に続いて会場をデュランバーに移してのスタートとなりました。
---------------
■ミック&ディーノが敗退!
クーランガッタの英雄の一人、パーコことジョエル・パーキンソンはヒート2で余裕のラウンドアップを決めている中、昨年の覇者ミック・ファニングと2003年の勝者ディーン・モリソンの二人が敗れるという波乱が。
ミックを破ったのは最年長ニューフェイス、パンチョ・サリバン。パンチョのパワフルなサーフィンがミックのスピードを抑えて7ptと8pt台のコンビネーションで快勝しました。
また、ディーノが登場したヒート14では波に恵まれず、対戦相手のテイラー・ノックスと合わせても計5本のライドしか出来ないという状況。そんな中でテイラーは何とか2本を揃えてラウンドアップしました。
また、CJホブグッドもブラジリアンのマルセイロ・ヌネスに敗れる波乱の一幕も。
---------------
■好調のタジ
好調な様子なのが2001年の覇者、タジ・バロウ。ヒート11のオープニングライドでいきなり9.63ptのハイエストスコアを決めたタジは、シドニーの英雄トビー・マーティンの追い上げを押さえて勝利。2005年度の後半はケガに悩まされたタジですが、昨年のミックのカムバック同様、歓喜のカムバック勝利を狙う本命の一人といっても良いでしょう。
---------------
■評判通りの活躍!
ブラジル初のワールドチャンプ!?との呼び声も高いビッグルーキーのアドリアノ・デ・ソウザは、昨年度レイティング6位のトレント・ムンロをヒート中盤以降は寄せつけず、評判通りの活躍を見せました。
先日募集した「WCT2006年ニューフェイスの中で活躍しそうなのは誰?」というBCMアンケートの結果で上位を占めたのがパンチョ、デ・ソウザ、そしてRound4ではパーコと対戦予定のボビー・マルチネスでした。彼らの活躍に期待!!
---------------
同時開催中のWomen’s WCT第1戦「ROXYプロ」もRound3までを消化しています。チェルシー・ジョージソン、ソフィア・ムラノビッチといった上位陣が破れてしまっている中、昨年今大会で優勝したワイルドカードのステファニー・ギルモアの活躍に注目しましょう!
明日は現地時間の午前7時にファーストコールの予定。今後の動向につきましても、情報が入り次第、「BCニュース」などでお届けして参ります。お楽しみに!