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WCT2006シーズンまもなく開幕!

2006-02-17 更新
昨年はケリー・スレーターが宿敵アンディー・アイアンズを102pt差で制し、前人未到7度目のワールドチャンピオンに輝きました。第7戦は千葉マリブで歴史に残るマンオンマンを演じたことも記憶に新しいところ。

今年も第7戦は千葉で行われることが決定していることや、全戦ともインターネットでリアルタイムに観戦できることから、WCTへの注目度もますます加速しています。

早速、第1戦クイックシルバープロの見所をお届けします。
第1戦はオーストラリアゴールドコーストのスナッパーズロックで2月28日から始まるクイックシルバープロ。なんと言っても主役は2005年のチャンピオン、ケリー・スレーター。
オフはハワイで過ごしたようで、その間に34歳の誕生日を迎えたが、現役続行の今年、8度目のチャンピオンを目指すことを宣言しています。
そんなケリーだが死角が無いわけではない…。というのも、1997、1998年に連勝して以来、8年間ここでの優勝がありません。
ケリーはその理由として、ゴールドコーストに点在するポイントブレイクにそれぞれ特有のクセがあることを指摘。つまり、過去5年間の優勝者全員が、ローカルとして波を知り尽くしたオージーで独占されている、と。

2001年はタジ・バロウ、2002年ジョエル・パーキンソン、2003年ディーン・モリソン、2004年ミック・ロウ、そして昨年は、怪我を克服し見事カムバックを果たしたミック・ファニングの勝利。
オージーの中で最も怖い存在は、昨年のWCTランキング3位、暮れにハワイで行われたトリプルクラウンでもハワイアンに真っ向勝負を挑み2位を獲得したミック・ファニング。
また、3度のワールドタイトルを獲得したアンディー・アイアンズも打倒ケリーの一番手であることはいうまでもなく、卓越したテクニックとずば抜けた柔らかさだけでなく土壇場の勝負強さや試合運びの上手さも加わり、貫禄さえ感じさせます。年間を通して怪我や故障がないというタフさも強みの一つ。
ケリー、ミック、アンディーに加えて、常に好成績を残すホブグッド兄弟、WQSパイプラインで2位のフレッド・パタッチアあたりも虎視眈々と優勝を狙い、見所が満載!

もう1つ楽しみなのはルーキー達の参戦。今年ツアー入りしたのは以下の10名。
アドリアノ・デ・ソウザ(BRA)、ボビー・マルティネス(USA)、エイドリアン・バッカン(AUS)、ショーン・キャンデル(AUS)、ペドロ・エンリケ(BRA)、ロイ・パワーズ(HAW)、パンチョ・サリバン(HAW)、ユーリ・ソドレ(BRA)、ミカエル・ピコン(FRA)とジャラード・ハウス(AUS)。
中でも、昨年のWQSをぶっちぎりで1位となり、WCT選手からも一目置かれるブラジリアン、アドリアノ・デ・ソウザのサーフィンにも期待したいところです。