パイプのWQSでマチャド優勝!
2006-02-08 更新

R2を終えた後、10ftを超えるビッグスウェルと強風の影響で約1週間のキャンセルデーが続いていたこの大会でしたが、ようやくコンディションが整ったのが現地時間2月6日。6-10ftのバレルコンディションの中、めでたくコンテストは再開し、翌7日にはパイプライン、バックドア共にライド可能な最高のコンディションでファイナルを迎えることができました。
エントリーの過半数以上がハワイアンで占められるこの大会で、優勝したのはロブ・マチャド(USA)。R3からの出場で確実にラウンドアップを続け、ファイナルではパーフェクト10に加えて9.17ptのトータル19.17ptをマークし、「ミスター・パイプライン」の称号を一層輝かせるに十分な勝利をもぎ取ったのでした。
2位となったフレッド・パタッチアは、サニー・ガルシアやカラニ・ロブらのWCT引退した今となっては、地元ハワイの期待を一身に背負う存在です。そんなフレッドのトータル15.73ptは決して悪くはないスコアであり、今年もツアーの台風の目となりそうな予感。3位は昨年サンセットビーチで開催されたXCEL PROで優勝した、同じくハワイアンのイアン・ウオルシュ。4位にはペルーのガブリエル・ビラランという結果に。
また、この大会には多くの日本人選手もエントリーし、山田恭平、仲野仁人、小川幸男、脇田貴之、小川直久、牛越峰統、堀口真平、大野修聖、大野仙雅の9名がヒート表にクレジットされていましたが、中でもR3から登場した大野修聖は順調にラウンドアップし、なんとクオーターファイナルへ進出の快挙! 惜しくもクオーターファイナルで3位敗退してしまったものの、日本人最高の9位をマークし、世界に一番近い男としての面目を保ちました。さらに脇田貴之の活躍も特筆すべき内容でした。R1から出場し、R2、R3とすべて1位通過! 残念ながらR4で敗れはしたものの、この活躍は、確実にパイプに自分の居場所を持ち世界のメディアも一目置く存在であることを、改めて証明したと言えるでしょう。
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■MONSTER ENERGY PRO
presented by Billabong
主な結果
1位:
ROB MACHADO
(USA)19.17pt
2位:
FREDERICK PATTACHIA
(HAW)15.73pt
3位:
IAN WALSH
(HAW)14.00pt
4位:
GABRIEL VILLARAN
(PER)5.17pt