WCT最終戦パイプR1経過
2005-12-12 更新

(写真はティム・レイズ)
またこの大会は、WCTの最終戦であると同時に、「トリプル・クラウン」シリーズの第3戦にも位置づけられています。同シリーズ第1戦目のハレイワはパンチョ・サリバン(HAW)、第2戦のサンセットはジェイク・パターソン(AUS)が優勝し、いよいよこの大会で、トリプル・クラウンの王者も決定します。
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■ワイルドカードは4名中3名がハワイアン
まずは9(金)、パイプ出場の栄誉をかけたトライアルの熱い戦いを制し、ワイルドカード出場の切符を手にしたのは、ダスティン・バルカ、カラニ・チャプマン、マクア・ロスマン(3名ともHAW)、ブルーノ・サントス(BRA)の4名。
この日は8-12ftのクリーンなバレルが姿を見せ、パイプライン、バックドアともに全てがシャッター・チャンスといったドリームコンディション!
そんな中でワイルドカード獲得のカラニ・チャプマンは、なんとパーフェクト10をマーク。「地元の利」を最大限に活かし、ハワイアンが有利に試合をすすめる中、日本人唯一のトライアル参加、脇田貴之は残念ながらRound1敗退。
また、本戦出場が期待されたロブ・マチャドでしたが、Round1は1位通過したもののRound2で力を出し切れず敗退となりました。
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■R1はダニー・ウィルスがケリー・スレーターを敗る波乱も!
10(土)のパーフェクトなコンディションからワンサイズダウンし、風の影響も強くなりましたが、いよいよ本戦のRound1がスタートしました。
第8ヒートに登場したケリー・スレーターは、トータル11.17ptと今ひとつ調子が出ない様子。12.56ptのダニー・ウィルス(AUS)に敗れRound2へまわることとなってしまいました。
また、ワイルドカードのブラジリアン、ブルーノ・サントスがオッキー、ミック・ファニングを敗ってR3へジャンプアップ!
ケリーを始めとする有力選手が手こずる中、ダミアン・ホブグッドはトータル17.33ptでこの日1番のスコアをマーク。
続いてティム・レイズ(USA)、リー・ウィンクラー(AUS)が17点台をマークした。またジョエル・パーキンソン、ネイザン・ヘッジらのオージーも調子が良さそう。
過去に優勝実績のある注目のハワイアン、ジェイミー・オブライエン、アンディー・アイアンズ、ブルース・アイアンはいずれも余裕の1位通過でR3へ上がっています。
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11(日)より大会は再びウェイティングに入っていますが、Round2以降につきましても新たな情報が入り次第、「BCニュース」などでレポートする予定です。お楽しみに!