WCT第10戦ブラジル開幕!
2005-11-03 更新

メイン会場となるフロリアノポリス・ジョアキナビーチから2時間ほど南下した位置にあるインビツバにて、Round1からスタートし、ヒート12までを消化。3フィートと小ぶりなブレイクながらも、世界最高峰のWCTサーファーたちが驚くべきライディングを披露していました。
なんといっても今大会の目玉となるのが、7度目の世界王者目前のケリー・スレーター(USA)と、それを阻止して最終戦のパイプラインまで可能性を繋げたいアンディ・アイアンズ(HAW)の2人。
ヒート8に登場したケリーはいまいち調子が出ない様子。自身もヒート終了後に「時差ボケと気候の変動にやられた」とのこと。しかし、マーク・オクルーポ(AUS)と地元ワイルドカードのグガ・アルーダを破りラウンドアップ。
一方のアンディは好調で、9.5ptのハイエスト・スコアをマークするなどで難なくラウンドアップしました。アンディはこの大会で一つでもケリーより順位が下になってしまうと、その時点で4年連続王者の夢が崩れてしまうという事で、気合十分の様子。今大会優勝という目標がはっきりしている点と、ケリーのヒートを終えてからアンディのヒートが始まるという点で、アンディの動きには目が離せません。
ラウンド1に登場のコリー・ロペス(USA、写真)は、ビザの取得に手間取ったとのことで、夜中の2時に現地に到着したばかり。2時間ほどの睡眠しか取れず、荷物も届いていないため借り物のウェットスーツやギアーで出場となったコリーですが、2本の8点台をマークしてラウンドアップ!「(ウェットなどが)誰からどうやって集まったのかわからないよ!」とコリー。
なお、日本でフリーサーフィン中にケガをして、前戦まで欠場が続いていたジョエル・パーキンソン(AUS)が見事復帰し、Round3へコマを進めています。
その他の結果は、ネーザン・ヘッジ(AUS)、CJホブグッド(USA)、フィル・マクドナルド(AUS)らがRound3へ進んでいる中、ミック・ファニング(AUS)、トレント・ムンロ(AUS)、ダミアン・ホブグッド(USA)、ブルース・アイアンズ(HAW)らの上位陣がルーザーズ行きとなっています。
今後の試合経過につきましても、情報が入り次第お伝えしていく予定です。お楽しみに!!