WCT第9戦フランスはアンディ優勝!
2005-10-03 更新

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■ファイナリストはダミアン・ホブグッドとアンディ・アイアンズ
ダミアン・ホブグッドはセミ・ファイナルでブラジルのビクター・リーバスと対戦。波数で勝り、上手くスコアをまとめて1.87pt差でファイナルへ進出。ここまでリラックスしたライディングでハイスコアを連発してきただけに、プレッシャーのかかるファイナルでも思い切りの良い試合運びができるかどうかがキーポイントと見られていました。
一方のアンディ・アイアンズはクオーター・ファイナルでパーフェクト10を出すなど、徐々に自分のサーフィンを取り戻し始めており、セミ・ファイナルではタジ・バロウ相手に貫禄さえ感じさせる試合運び。ヒート後半にハイ・スコアを集めトータル15.67ptを獲得し、なかなかスコアの伸びないタジバロウ突き放しました。
そしてファイナル、運命の30分がスタート。一本目で7.50ptを出し先行したのはダミアン。しかしアンディが7.67ptで逆転し、さらに9.33ptで一気に引き離してそのままフィニッシュ。ダミアンは三本のライディングに終わり、ベスト2ライディングで12.83ptは立派でしたが、対するアンディはベスト2合計で17.00pt。やはり勝利への執念という点でアンディ・アイアンズが勝っていたように見えました。
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■ワールドタイトル・レースはまだ続く・・・
さて、今回の第9戦では、タイトル・レースのトップを走るケリーがクオーター・ファイナルで負け、5位。この結果、ケリーのポイントは7896pt。
一方、ケリーに次いで2位につけていたアンディが優勝したことで、アンディのポイントは7128ptとなりました。
第9戦終了時点で残りあと2戦となり、引き続きケリーがかなり有利であることに変わりはありませんが、わずかに得点差をつめたアンディにも、まだ逆転の可能性が残っているということになります。
時節は10月31日~11月9日に予定されているブラジルの「Nova Schin WCT Brazil」で、この大会でアンディが5位以下になった場合は、その時点でケリーの通算7度目の王者が決定。また、アンディが3位入賞の場合でもケリーは5位以上になることでケリーの勝利が決まります。
その後12月8日~20日の期間に最終戦の「Rip Curl Pipeline Masters」が予定されています。(※当初予定されていたスペインでの第10戦「ビラボン・プロ」は今年はキャンセルとなっています。)
今後の試合経過につきましても情報が入り次第、「BCニュース」などでお伝えして参ります。お楽しみに!
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《Quiksilver Pro France》
■Final
Damien Hobgood
12.83
Andy Irons
17.00
■Semi-Finals
HEAT1
Victor Ribas
8.70
Damien Hobgood
10.57
HEAT2
Andy Irons
15.67
Taj Burrow
11.00
■Quarter-Finals
HEAT1
Victor Ribas
10.50
Phillip MacDonald
10.00
HEAT2
Damien Hobgood
18.00
Kelly Slater
13.50
HEAT3
Andy Irons
15.83
Bruce Irons
11.00
HEAT4
Taj Burrow
15.17
Nathan Hedge
8.50
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第9戦終了時点でのレイティング
1.
Kelly Slater
7896
2.
Andy Irons
7128
3.
Phillip MacDonald
5870
4.
Mick Fanning
5838
5.
Trent Munro
5618
6.
Taj Burrow
5512
7.
C.J.Hobgood
4873
8.
Damien Hobgood
4851
9.
Nathan Hedge
4770
9.
Cory Lopez
4770