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WCT第9戦フランス ROUND3レポート!

2005-09-29 更新
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現地時間9月28日(水)、フランス・ハセゴーで行われているWCT第9戦「クイックシルバー・プロ・フランス」は、さながらハワイのパイプラインのような10ftのバレルがブレイクする中、ROUND3のHEAT1~HEAT9までが終了しました。

HEAT8のケリー・スレーターVSジェレミー・フローレス、HEAT9のアンディー・アイアンズVSマッズ・クインの注目のカードの結果は、ケリーとアンディーが共に勝利し、見事ROUND4へ。ただし、このROUND3では両者とも簡単に勝てたわけではなかった。
相手は共に勢いに乗る最強のワイルドカード。
まず、ケリーをHEAT中盤まで脅かしたジェレミー・フローレスは、いきなり10ftのバックハンド・チューブを抜けて9.17ptをたたき出し、観衆の度肝を抜いた。
しかし、さすがはケリーといったところで、その後さらに上をいく9.77ptを出して逆転すると、そのまま逃げ切りの勝利。ケリーにとってこの試合運びは作戦通りだったよう。

そしてマッズ・クインはアンディーをギリギリまで追いつめる活
躍ぶりを見せ、誰もがアンディーが負けるのではないかと思わせる展開となる。
マッズ・クインがヒート前半に8.33ptをマークした後、カレントが強く、ジェットスキーに戻されながら両者ともいい波に乗れずショートライドを繰り返す形となり、なかなか高い得点が出ない。
後半にアンディーが乗った波でようやく7.83ptを出すが、まだマッズ・クインがリード。しかしコンテスト巧者のアンディーは、ここで大きいセットを捨ててミドルサイズの切れた波狙いに変更し3.93pt、逆転に必要なポイントだけを稼いで逆転の勝利となった。

さらにまたまたデーン・レイノルズが大物キラー振りを発揮。ROUND2のミック・ファニングに続き、このROUND3ではCJホブグッドを負かし、ROUND4へ進出している。

現時点ではROUND3の残り7HEATは終わっていないためROUND4で対戦するアンディーの相手は決まっていないが、デーン・レイノルズはビクター・リーバスと、ケリーはパウロ・モウラと対戦する予定。
次のヒートでアンディーが負け、ケリーが勝つとほぼワールドチャンプの行方が決まってしまうような展開なため目が離せないぞ!!

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WCT第9戦
QUIKSILVER PRO FRANCE
途中経過

■Round 3
Heat1
C.J Hobgood 2
Dane Reynolds 1

Heat2
Daniel Wills 2
Victor Ribas 1

Heat3
Luke Egan 1
Kalani Robb 2

Heat4
Phillip MacDonald 1
Patrick Beven 2

Heat5
Damien Hobgood 1
Tim Curran 2

Heat6
Dean Morrison 2
Luke Stedman 1

Heat7
Paulo Moura 1
Michael Lowe 2

Heat8
Kelly Slater 1
Jeremy Flores 2

Heat9
Andy Irons 1
Maz Quinn 2