WCT第9戦フランス ROUND2が終了
2005-09-27 更新

ROUND1のうち、残った4HEATでラウンドアップを果たしたのは、ルーク・ステッドマン、ラオ二・モンテイロ、ティム・レイズ、ダニエル・ウィルズの4名。
そして敗者復活戦となるROUND2が引き続き行われたが、総合レイティング3、4位が揃ってROUND2で姿を消すという大波乱がありました。
まずHEAT1では、レイティング3位のミック・ファニングがワイルドカードのジェレミー・フローレス(17歳)に完敗。
途中リーシュコードが切れ、岸まで泳いで戻ったジェレミーは、その直後に勝利を決定づけた5秒のロングチューブを抜け、トータル16.23pt。一方のミックもスコアは12.67ptと他のヒートに比べて悪くないだけに、ジェレミーの強さが際立っていました。
HEAT2では、総合4位のトレント・マンローが4.40ptしか出せず、これまたワイルドカードのマッズ・クインに敗れています。
マッズ・クイン(NZ)はワイルドカードといっても、かつてはWCT選手。健在ぶりを示す結果に。
HEAT3ではネイザン・ヘッジがティアゴ・ピアレスを敗ってラウンドアップしたものの、HEAT4ではまたしても、ワイルドカード出場のデーン・レイノルズがレイティング9位のフレッド・パタッチアを敗り、大物キラー振りを発揮。デーンの次の相手はCJホブグッド。デーンと対戦する選手はビックネームばかりで、我々見ている側からすれば楽しみで仕方ないが、対戦相手はたまったものではないだろう。
HEAT5でも怪我による繰り上げ枠で出場しているギルハム・ハーディー(BRA)がトム・ホイッティカーを敗り、結局、ROUND2は5つのHEATのうち4つのHEATがワイルドカードによる下克上となった。
その他、HEAT7でカーク・フリントフがルーク・イーガンに大差で敗れています。カーク・フリントフは現地時間26日(月)に行われたエクスプレッションでベストエア賞を獲得しているだけに残念な結果に。またHEAT10ではブラジルのピーターソン・ロサが1本目に8.50ptを出した後、ニア・パーフェクトとなる9.67ptを出し、この日のベストスコア18.17ptでシェーン・ベッシェンを敗りました。
続くHEAT11ではオッキーが0.06pt差でグレッグ・エムズリーに勝利しROUND3へ。明日のROUND3の見所としては、やはり、今回の最強ワイルドカード軍団VSビッグ・ネームの対戦だろう。
HEAT1のCJホブグッドVSデーン・レイノルズでは、大物キラーのデーンに対して好調のCJホブグッドがどう迎え撃つか。
師弟対決となるHEAT8のケリー・スレーターVSジェレミー・フローレス、HEAT9のアンディー・アイアンズVSマッズ・クイン、HEAT13ではタジ・バロウVSミカエル・ピーコン。
また、HEAT11はシェア・ロペスVSコリー・ロペスの兄弟対決。この2人はROUND1でも対戦し、0.9pt差でコリーが勝っているだけに今回も注目の1戦だ。
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■エクスプレッション・セッションはベストエア賞にカーク・フリントフ、ベストウェーブ賞にダミアン・ホブグッド!
現地時間26日(月)の時点にて、3ftのオンショアで面が良くなくコンテストがウェイティングとなった代わりにエクスプレッション・セッションが行われました。
バッド・コンディションの中でダミアン・ホブグッドは最高のチューブライドを見せ、1,000ドル獲得。
また、スタイリッシュなエアリアルで有名なカーク・フリントフが、マルセロ・ヌネスやデーン・レイノルズ、ティム・カランなど実力あるエアリスト達を抑え、1本の波で2つの大きなエアリアルを決め2,000ドル獲得しています。
また、ケリーが考案し、ミッチェルサーフィン財団が主催するイベント、「ケリースレーター・エクスペリメント」は期間の後半に延期となりました。