ケリー・スレーター interview
2001-12-29 更新
さて、今回は2002年WCT全戦でワイルドカードを獲得したケリー・スレーターのインタビューをお届けします。このインタビューはパイプラインマスターズ・ラウンド1終了後に取ったもので、結構クールに語ってるけど、言葉の節々に闘志が見え隠れしているって感じですね。残念ながらパイプではファイナルでブルースに敗れてしまったけど、この調子だと2002はやってくれるんじゃないでしょうか!?
―ケリーはここパイプラインで今までに5回勝ってるけど、この場所とは馬が合ってるみたいだね?
ケリー:
そうだね、こことは馬が合ってるね。いろいろなウネリの方向とコンディションで、波がどう変わるかを知っているのはいいことだよ。今は調子を取り戻そうとしているところで、毎年チューニングが合うまでちょっと時間がかかるんだ。昨日はシェーン(ドリアン)の結婚式があって、そのあとあまり寝られなかったから、ちょっと疲れてたし不安だった。あと興奮して、ナーバスでもあったかな。でも、段々調子よくなってきてラウンド1が終わった時には調子が戻った。いい波で2回くらいミスして、少しムカッときたけど、最後2本位いい波乗って目がさめたから良かったよ。
―パイプでのヒート中には何を狙ってる?
ケリー:
パイプでヒートを戦っているときはビッグウェイブと、いいチューブを狙ってるけど、究極はやっぱりヒートを通してそれをメイクする事だね。
―招待選手のみとなった今回のパイプラインマスターズだけど、招待選手は素晴らしい?
ケリー:
何年もグッドサーファーが参加できないことに少し苛立ちを感じていたから、今回は今までこのイベントで最高のメンバーが集まったと思うよ。以前はトライアルでうまいサーファーが敗退しなければならなかったけど、招待制になった今年はやっとグッドサーファー達が選ばれて、ほんとに今までで最高のパイプラインイベントになってる。まだ半ダースくらいのビッグネームが参加できないでいるけど、全ての人をこの大会に収めることは出来ないからしょうがないけどね。でも、この大会は招待選手のみとなってさらに名誉あるイベントになるよ。
―もう一回ここで勝ちたいでしょ?
ケリー:
ぜひ勝ちたいね。そうしたら、僕はカムバックの年をいい形で迎えられるよ。まぁどうなるかやってみましょう。いい選手がいっぱいいるし、ちょっとトリッキーな状況だからね。今年は6年もこのイベントに出てないトム・キャロルが出てるけど、彼はいいサーフィンすると思うよ。トムはもうすぐ40才になるけど強敵。彼もパイプと馬が合ってるからね。
―子供のころのヒーローたちと対戦するってゆうのはどんな感じなの?
ケリー:
すごいよホントに。残念なことに、マイケル・ホーが朝のヒートでケガして負けちゃったけど、今回はいいサーファーがいっぱい出てる。誰が優勝しようと、今回は最高に名誉ある大会だね。
―そういえば今年は1回も優勝してないよね?
ケリー:
そうだね。まあ、今回はWCTじゃないけどここで勝てたらいいね。今年はホントにイベントで勝ちたかったけど、自分自身にチャンスを与えられなかったんだ。ベルズとサンセットでトライしたけど、勝ち上がれなかった。それで、サンセットの最終戦で戦うことを楽しみにしてたけど、上手くいかなかった。でもここで勝てたらいいね。サンセットの分カバーできるよ。ツアーのコンテストで毎年勝つというのが自分の目標だから。今年はだめだったけど、勝てない年をなくさなければならない。
―最後に、2002WCTのトライアルに参加するまでのプランは?
ケリー:
それに向けて準備する。肉体的にヘルシーにして、鍛える。多分、オーストラリアでツアーが始まるまでハワイにステイするつもり。ツアースタートまで待ちきれないよ。

