WQS6star/ ポルトガル結果
2005-09-08 更新

この大会は潮廻りの関係でポイント移動が数回行われ、ファイナルもメイン会場から北にあるリーフブレイクに移動して行われましたが、たまに入る2-3ftのクリーンなセットのブレイクは素晴らしいクオリティ。
ファイナルでのティアゴ・ピレスはなかなか波に乗らず、相手のブラジリアン、ペドロ・エンリケにリードされたままヒートは進みました。しかし最後には、ティアゴがsetの波をつかみ、その1本で8.90Pをマークして見事に逆転勝利となったのでした。
「何て言っていいのか分からないよ。本当にうれしい。決勝ではナーバスになっていたけどなんとか落ち着いて自分のサーフィンをするしかないと思ってた。ペドロは今日のような小さくて速い波にあわせるのが得意なサーファーだっていうのは分かってたから、ずっとリードされていても気にしなかった。とにかく大きなsetを待っていたんだ。」とティアゴは語りました。
一方、2位となったペドロも、決勝の30分間は得意な波で満足いくライディングができた様子で、終始笑顔でこう言いました。「最後にやられたね。あのセットをつかんだティアゴを見てやばいって思ったよ(笑)。でもいい結果を出せて満足さ。これからは大きい波でもいい結果残せるようがんばるよ。」
3位は、ボビー・マルティネス(USA)とショーン・ムーディ(HAW)。セミファイナルでペドロと対戦したショーンは最後に優先権を譲ってしまい、その波に乗ったペドロになんと9.50Pというこの日のベストスコアを出され、逆転されてしまったのでした。ショックを隠しながら、ショーンはこうコメントしました。「いや~。あんなにいい波だとは思わなかった。それ以上に、ペドロはいいサーファーだよ。よく練習しているし、試合運びが上手だね。悔しいけど結果には満足してるよ。」
ボビー・マルティネスはティアゴ・ピレスとセミファイナルで対戦し、得意のバックハンドのパワフルなリップを見せましたがわずかに及ばず3位。でもマルティネスは次のようにコメントを残しました。「ここで戦ってようやく調子が戻ってきたよ。結果にも満足してる。スランプ脱出できてよかった。」
また、この大会に出場していた日本人選手中の最高位は、大野仙雅と田中樹の97位でした。
主な結果は以下の通りです。
■Final
Tiago Pires 1
Henrique Pedro 2
■Semi-Finals
HEAT1
Tiago Pires 1
Bobby Martinez 2
HEAT2
Pedro Henrique 1
Sean Moody 2
■Quarter-Finals
HEAT1
Gabe Kling 2
Tiago Pires 1
HEAT2
Tim Boal 2
Bobb Martinez 1
Todrigo Domelles 2