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Quiksilverプロの見所

2005-08-17 更新
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いよいよ8月31日(水)より千葉・部原にて開幕となる、WCT第7戦「Quiksilver Pro」は、今年唯一、日本で開催されるWCTイベントです。

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■そもそもWCTって?

プロ・サーフィングの国際組織ASP(Association of Surfing Professionals)が主催する、サーフィンのワールド・チャンピオンを決定するためのツアー、それがWCT(World Championship Tour)です。1シーズンを通じて全てのWCTコンテスト(今年は全11戦)に参加できるのは、世界中から選び抜かれた45名のトップサーファーのみ。ただし、日本で開催される今大会には、大会スポンサー推薦の大野修聖のほか、Japan Trialsを勝ち抜いた日本人サーファーもワイルドカードとして参戦可能!!
ASPのワールド・ツアーにはもう一つWQS(World Qualifying Series)というツアーがありますが、こちらは翌年のWCTへの出場権を狙う世界中のプロ・サーファーたちによって争われるコンテストで、WCTの下部リーグのような位置付けと言えます。(ちなみに先日、伊良湖で開催された「田原プロ」もこのWQSイベントです。)

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■2005年前半のWCTを振り返る

日本でのWCTをより楽しむために、2005年WCTのこれまでの流れを振り返っておきましょう。オーストラリアのゴールド・コーストで行われた開幕第1戦では地元のミック・ファニングが優勝。続くベルズ・ビーチでの第2戦を制したのは、やはりオージーのトレント・マンロー。舞台をタヒチのチョポへと移した第3戦ではケリー・スレーターがファイナルで20点満点を出しての優勝! そしてこの勢いをそのままフィジーへ持ち込んだケリーが第4戦でも連続優勝。第5戦はリユニオン島のサン・ルーで行われましたが、ミック・ファニングが今季2度目の優勝。そして前節、南アフリカはJベイでの第6戦は、ケリーが今季3度目となる優勝を果たしています。

(前半戦の優勝者)
第1戦:ミック・ファニング
第2戦:トレント・マンロー
第3戦:ケリー・スレーター
第4戦:ケリー・スレーター
第5戦:ミック・ファニング
第6戦:ケリー・スレーター

ツアー・レイティングで現在トップを走るのはケリー・スレーター。そして2位につけているのは昨年までの3年連続ワールド・チャンプであるアンディ・アイアンズです。アンディは今季はまだ優勝がありませんが、第2戦と第6戦で2位となっています。ツアー3位は、第2戦優勝のトレント・マンロー、4位は今季2度優勝しているミック・ファニングですが、2位から4位までの3人の差はごくわずかです。
さらに5位には、今季はまだ結果が出せていないものの、その実力はツアーの誰もが認めている“パーコ”ことジョエル・パーキンソン。6位にはなんとWCT1年目にしてフレドリック・パタチア・Jrが入っており、後半戦でも前半同様に活躍できるかどうかに注目が集まっています。

(第6戦終了時点でのツアー上位者の順位とポイント)
1.ケリー・スレーター 5342
2.アンディ・アイアンズ 4596
3.トレント・マンロー 4286
4.ミック・ファニング 4230
5.ジョエル・パーキンソン 3732
6.フレドリック・パタチア・Jr 3628
7.フィリップ・マクドナルド 3599
8.コリー・ロペス 3575
9.C.J.ホブグッド 3546
10.ネイサン・ヘッジ 3443

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■ケリーvsアンディ、そして日本人選手は?

なんと言っても注目すべきは、過去6度のワールド・タイトルを獲得したケリー・スレーターと、昨年まで3年連続の現ワールド・チャンプ、アンディ・アイアンズの対決でしょう。前節のJベイではファイナルで激突したこの2人、僅差でケリーが優勝し、タイトル争いでも一歩リードしていますが、今季まだ1度も優勝していないアンディがこのままおとなしくしているとも思えません。千葉での結果は、後半戦の流れを決める大きなものになりそうです。

一方、大野修聖をはじめとする日本人選手が、世界のトップ相手にどこまで通用するのか?は興味の尽きないところ。日本の夢、未来のWCT選手の誕生を願って、日本中から声援を贈りたいものです。

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WCT第7戦「Quiksilver Pro」の大会情報につきましては、8/30(火)に行われるJapan Trialsを含め、随時お伝えしていく予定です。

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