WQS5スター・オニールプロレポート!!
2005-08-16 更新

ルークは今回の優勝で賞金と2000ポイントを獲得しヨーロピアンレッグの好スタートを切りました。ルークに敗れたニックはWQSで初のファイナル進出でした。日本の田中樹はスティーヴ・クレメンツ(AUS)とともに日本人で初の3位入賞。この結果はこれまでにWQSに参戦した日本人サーファー最高位です。
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■ルーク・ステッドマンがオージー対決を制す
ファイナル・デイはすばらしい3-4フィートのグラッシーなコンディションに恵まれました。現在WCTで36位のルークはファイナルまで勝ち上がる途中でアドリアノ・デ・サウザ(BRZ)と田中樹を下していました。マン・オン・マンのファイナルは波の選択が勝負を決定付け、35分間のルークがファイナルを制しました。ビーチに戻ったルークは興奮したオージーに抱え挙げられたままステージへ。
「ここに立っていることが信じられないんだ。」と肩車されたまま話し始めたルーク。「どう表現したら良いのかわからないけど、興奮しているよ。家族や友達の前で優勝することができてとてもストークしてるね。ニックはとてもいいサーファーだから勝てたことに満足だよ。今日は今週のうちで一番コンディションが良かったんじゃないかな。潮が上げてきてちょっと厚めになったけど、いい波だったよ。」とコメント。
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■ニック・マスクロフトが自身最高の2位
ファイナルまでにショーン・キャンスデル(AUS)とスティーヴ・クレメンツを下したニックは終始ルークにリードを許してしまいましたが2位という結果に満足しているようです。
「今までで最高の結果だからとてもうれしいよ。ファイナルではそんなに沢山の波はなかったけど、ルークは早いうちにいい波を掴んだよね。8.3ポイント位出したでしょ?あれがプレッシャーになったんだよね。ヨーロピアンレッグはツアーで最も重要なパートだから、今回のような結果でスタートできたことは最高だね。できたら、これからもこの流れで行きたいね。」と話していました。
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■田中樹が3位入賞!日本人初の快挙!!
Round of 192を1位通過して波に乗った田中樹は、続くRound of 144でも、他のヒートで大野兄弟らが残念ながら敗退する中、4人中の2位でラウンドアップ。Round of 96では、グレッグ・エムズリー、アルマンド・ダルトロ、ネイサン・キャロルといったWCTでもお馴染みの強豪たちをおさえて堂々の1位通過を果たしました。
さらにRound of 48,24をともに2位で通過した後、Round of 16ではブラジルのピーターソン・ロサに競り勝ち、クォーター・ファイナルでは若手有望株のジェレミー・フローレスをもおさえ、とうとう日本人初となるセミ・ファイナルにまで進出したのでした。
セミ・ファイナルでは今回の優勝者ルーク・ステッドマンに惜しくも敗れてしまいましたが、日本人サーファーの新たな歴史を刻む大活躍により、田中樹のWQSのランキングも一気に99位へとアップしたのでした。
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第2戦はフランス北部、ラカナウにて行われる予定です。今後も日本人サーファーの活躍に期待です!!