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WCT第6戦ビラボン・プロ・Jベイ結果!

2005-07-25 更新
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南アフリカのジェフリーズ・ベイ(Jベイ)で開催されていたWCT第6戦ビラボン・プロはケリー・スレーターとアンディ・アイアンズがファイナルで対戦、6フィートプラスというコンディションで20点満点中16.83対16.56という僅差でケリーが優勝し幕を閉じました。(画像は優勝したケリー・スレーター)
この結果によりツアーレイティングはケリーがトップ(5342ポイント)、2位はアンディ(4596ポイント)、3位トレント・ムンロー(4286ポイント)、4位ミック・ファニング(4230ポイント)となっています。

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■ケリー、終了間際で大逆転

この2人がマン・オン・マンファイナルで対戦するのは初めてのことで、ビーチのギャラリーとオンライン中継で観戦していた人々は30分間の驚異的なバトルの目撃者となりました。アンディは序盤にサイズのある波でのパワフルなレールターンで8.33ポイントを獲得。これによりケリーにプレッシャーを与えました。
ケリーは今大会で特に目立っておりRound4でジェイク・パターソンを19.30で下し、クォーター・ファイナルではビード・ダービッジに19.50(満点の10ポイントライドを含む)という驚異的なポイントで勝利していましたが、ファイナルでは終了間際までアンディにリードを許していました。
ケリーは奇跡的に現われた波のクリティカル・セクションで攻撃的な5つのタイトなラウンド・ターンを決めました。
ケリーがアンディに勝つためには9.23ポイントが必要とヒート終了のホーンのあとアナウンスされ、アンディが勝利を確信していた時発表されたスコアは9.50。ケリーは腕を高々と挙げ、ギャラリーからは大歓声が上がりました。

「あんなに追い詰められたファイナルは初めてだったよ。アンディはホントにすごいよ。今だってアンディに勝てたとは思ってないよ。ちょっと仕返しをしただけさ。」とトロフィーを手にケリーは話していました。
「テイクオフをした時、みんなの声が聞こえていたよ。これに行くしかないって思ってたんだ。最後のフローターでは下に降りたときにレイバックしてスープでこらえたんだけど、ジャッジに見えてたのかどうかわからないね。あの時にスペシャルな波を掴むことができたのは最高だったよ。」

ツアー後半に入り、ケリーは今年のワールドタイトル獲得に照準を合わせています。
「今年は5勝か6勝はしたいね。今はそれに向かっているし、もう一勝できればより良いポジションにいけるからね。」

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■アンディはツアーレイティング2位に浮上

一方アンディは今回の逆転劇に肩を落としていますが、今年のワールドタイトル獲得のチャンスは現在もしっかりと確保しています。

「まいったね。カウントダウンのときにはビーチにいて、来た波を見て神様に祈ってたよ。」
アンディは終了間際の波で8.23を獲得し、ケリーに勝てると希望を持っていました。
「僕がラストの波にもし行ってなかったらケリーはあのスコアを出してなかっただろうね。でも僕は行った。そこで彼は我慢強く待ってたんだよね。6度もワールドタイトルを獲ってるんだから、あれはまぐれではないよ。ケリーはホントに良いコンペティターで、絶対に倒さないといけない相手だね。」とアンディ。

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■地元グレッグ・エムズリー、大健闘の3位

ティム・レイズにとって今回の3位はこれまでで最高の結果となりました。
「今までで最高の結果を出せて、興奮しているよ。ここに来れたこと、ここでサーフィンできたことはホントにハッピーだよ。小さい頃から夢見てたことだからね。ケリーに負けてしまっても楽しかったよ。大好きなサーファーだから彼には優勝してほしかったんだ。」

同じく3位の地元のグレッグ・エムズリーにとってもこの結果はこれまでで最高のものでした。ギャラリーのサポートもあり、セミ・ファイナルに勝ち上がるまでにテイラー・ノックスやジョエル・パーキンソンと対戦、勝利を収めてきました。
「楽しいヒートだったけど、アイアンマンの大会かと思うほどハードなコンディションだったよ。この結果にはとっても満足してる。今回、たくさんのことを学べたから次回に生かしたいね。」


次の大会は8月31日から9月7日の予定。いよいよ日本、千葉でのクイックシルバー・プロです!こちらにつきましても情報が入り次第お伝えしていく予定です。お楽しみに!

主な結果は以下のとおりです。


■Final
Kelly Slater 16.83
Andy Irons 16.56

■Semi Finals
Heat-1
Kelly Slater 17.33
Tim Reyes 13.83

Heat-2
Andy Irons 14.43
Greg Emslie 11.00

■Quarter Finals
Heat-1
Tim Reyes 17.50
Luke Stedman 14.34

Heat-2
Kelly Slater 19.50
Bede Durbidge 14.33

Heat-3
Andy Irons 15.67
Raoni Monteiro 9.16

Heat-4
Greg Emslie 14.83
Joel Parkinson 9.67

■Round4
Heat-1
Luke Stedman 14.00
Luke Egan 10.84

Heat-2
Tim Reyes 17.50
Frederick Patacchia 6.20

Heat-3
Bede Durbidge 14.33
Lee Winkler 9.60

Heat-4
Kelly Slater 19.30
Jake Paterson 15.50

Heat-5
Andy Irons 16.50
Bruce Irons 13.50

Heat-6
Raoni Monteiro 15.13
Phillip MacDonald 13.16

Heat-7
Joel Parkinson 17.17
Dean Morrison 9.50

Heat-8
Greg Emslie 16.00
Taylor Knox 15.73