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WQS6star/ミスター・プライス・プロ終了!

2005-07-13 更新
現地時間7月10日(日)、南アフリカ・ダーバンのノースビーチで開催されていたWQS6スター大会の「ミスター・プライス・プロ」にて、ブルース・アイアンズが優勝を飾りました。ちなみに昨年は兄アンディ・アイアンズが優勝しているため、兄弟による連続優勝となりました。

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■ブルースが昨年の兄に続いて優勝

25歳のハワイアンであるブルースは、着々と5ラウンドを勝ち上がり、王座に着いたのでした。2位はパワフルなブラジリアンのマルコンデス・ホシャでした。

ブルースのプログレッシブなサーフィンスタイルは、この日のオンショアコンディションではより有利に働き、テレビの生放送にぴったりの活躍を見せたのでした。

ブラジリアンのホシャは力強いバックハンドのライディングで7.0ポイントを出し先制しましたが、ブルースはエアリアル・リバース360°を決めて8.0ポイントを出すことで反撃。ホシャもその後8.0ポイントを出したものの、ブルースは7.1ポイントを重ねて一歩上を行きました。

ホシャのパワー・ポケットを使ったサーフィンよりも、ブルースのエアリアル指向のライディングの方がジャッジには受けが良かったようです。また、残り90秒というところで、ホシャの前にセットが入ったのですが、彼は惜しくもそれを逃してしまい、ブルースに軍配が上がったのでした。

テレビカメラやサーフ・フォトグラファーたち、そしてつめかけるファンの中を海から引き上げてきたブルースは、昨年に兄のアンディが立ったのと同じところに立ち、シャンペンを浴びてトロフィーを掲げたのでした。
「8年もこの大会に出てきたけど、一番良くサーフできた。」とブルース。「兄貴は早いラウンドで負けちゃって落ち込んでたけど、こうして僕が優勝して、タイトルをアイアンズ家の中にキープしたってことをとても喜んでくれると思う。」

ブルースは105000ランド(=15000ドル)の小切手を手にし、WQSでのランキングも上げて、来年のWCTに向けての安全圏に入りました。

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■準優勝はブラジルのマルコンデス・ホシャ

決勝でこそ負けはしましたが、準優勝のホシャも大きなポイントを稼ぎ、また52500ランドの賞金を手にしました。「2位になれてとてもハッピーだよ。僕のキャリアの中では一番の成績で、WQSのランクもぐっと上がって良かった。」と、ランキングを50位も上げて今や13位となったホシャは言いました。

「ブルースは好きなサーファーの一人。ファイナルで彼と当たることができるなんてすごくハッピーだったんだ。もう少しいい波を見つけられてれば、勝てたかも知れないけどね。」

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■ベスト・ヒートはブルースvsタジ

クォーター・ファイナルでのブルースとタジ・バロウのヒートは、このコンテストでのベストヒートと言える熱い戦いでした。まずはブルースが、あのオンショア・コンディションの中では想像もつかないような長いチューブライドを決めて、この日のベストスコア9.6ポイントを出しました。

序盤は待ちの姿勢だったタジは、波のフェイスをカービングして9.0ポイントを返します。それは未来的な「タジ・スタイル」といえるような、まるで物理の法則に反するようなライディングでした。

緊迫した展開の中、ブルースは際どいエアリアル・リバースをメイクして、またしてもハイスコアを叩き出し、勝負を決めました。

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また、参加していた日本人選手の中での最高位は、田中樹の73位でした。

主な結果は以下の通りです。

■Final
Marcondes Rocha 2
Bruce Irons 1

■Semi Finals
HEAT1
Marcondes Rocha 1
Brian Toth 2
HEAT2
Bruce Irons 1
Jihad Khodr 2

■Quarter Finals
HEAT1
Marcondes Rocha 1
Yuri Sodre 2
HEAT2
Brian Toth 1
Luke Stedman 2
HEAT3
Taj Burrow 2
Bruce Irons 1
HEAT4
Taylor Knox 2
Jihad Khodr 1