WCTフランスが開幕!!

現地時間9月25日(土)、フランスはseignosseにおいて、WCT第8戦「クイックシルバー・プロ・in・フランス」が開幕し、Round1のHeat3までが行われましたが、コンディションの悪化にともない、Heat4以降は延期となリました。

この日の朝の"La Guardian"ポイントには、ハイタイド前でクリーンな3-4ftの波が入っていました。

オープニングHeatを勝ち上がったのはウェスタン・オーストラリアのタジ・バロウで、カリフォルニアのティム・カランと同じオージーのトビー・マーティンを下しました。現在ワールド・ツアーランキング12位のタジは先週インフルエンザにかかっていましたが、なんとか調子を取り戻し、ヨーロッパ・ラウンドを迎えたのでした。タジは2本の素速いチューブライドを見せ、直接Round3へと進出しました。

「クリーンないい波だったよ。でもウネリが弱いからちょっとトリッキーな感じだったけど」とタジは波について説明しました。「バレルになる波を2本取れて抜けられてラッキーだった。ティムがいいターンをしてるのが見えてたんだ。トレッスルズ(前節カリフォルニアでのWCT)でインフルエンザにやられてやっと治ったばかりだから、このヨーロッパでのコンテストにワクワクしてるんだ。」

ハワイ・カウアイ島のブルース・アイアンズは、1999年のワールドチャンプであるマーク・オクルーポと、やはりオージーのダレン・オラファティーを破り、今シーズンの自己ベストに並びました。一年を通じて結果に恵まれていないブルースは、2005年のWCTに参加する資格を失うかも知れない危機に面していますが、開始早々の力強い波で5.37Pを出したお陰で、現在ツアーで41位にあるブルースではありますが、33位の結果を争うルーザーズ(=敗者の)Roundをスキップすることが出来ました。

「ようやく最初のHeatで勝てて凄く嬉しいよ。」とブルース。「最初の波がとてもいい波で良かったよ。だってその後は最後まで波に乗ってないんだもん。だから最後の波が入ってホッとした。イヤな感じの一年だったから、出来る限りの良い結果を出さなくちゃね。兄貴(=アンディ・アイアンズ)にとってはいいシーズンだから、チョッとアドバイスをもらったりしてるんだ。なんとかこのヨーロッパで自分にとってのいい流れに変えていかないとね。」

フィリップ・マクドナルドは、Heat開始時間に遅れて登場したにもかかわらず、同じオージーのボウ・エマートンとルーク・イーガンとに勝ちました。

Round1のHeat4以降をいつ行うかについては、現地時間26日の午前8時に決定されます。続報が入り次第、「BCニュース」などでお届けしますので、お楽しみに!!

■Round1の途中経過
Quiksilver Pro France Round One
(1st>Rnd3; 2nd>Rnd2)
H1: Taj Burrow (AUS) 15.23; Tim Curran (USA) 14.5; Toby Martin (AUS) 10.43
H2: Phil MacDonald (AUS) 11.76; Beau Emerton (AUS) 10.54; Luke Egan (AUS) 7.6
H3: Bruce Irons (HAW) 13.04; Mark Occhilupo (AUS) 12.6; Darren O‘Rafferty (AUS) 8.8

■Round1の残りの対戦
H4: Jake Paterson (AUS); Guilherme Herdy (BRA); Luke Hitchings (AUS)
H5: Damien Hobgood (USA); Kalani Robb (HAW); Shane Beschen (USA)
H6: Nathan Hedge (AUS); Peterson Rosa (BRA); Eric Rebiere (FRA)
H7: CJ Hobgood (USA); Sunny Garcia (HAW); Armando Daltro (BRA)
H8: Andy Irons (HAW); Cory Lopez (USA); Tom Curren (USA)
H9: Kelly Slater (USA); Pat O‘Connell (USA); Frederic Robin (FRA)
H10: Joel Parkinson (AUS); Richie Lovett (AUS); Jonathan Gonzalez (CNY)
H11: Daniel Wills (AUS); Michael Campbell (AUS); Nathan Webster (AUS)
H12: Dean Morrison (AUS); Trent Munro (AUS); Raoni Monteiro (BRA)
H13: Taylor Knox (USA); Troy Brooks (AUS); Kieren Perrow (AUS)
H14: Michael Lowe (AUS); Victor Ribas (BRA); Greg Emslie (ZAF)
H15: Lee Winkler (AUS); Chris Davidson (AUS); Marcelo Nunes (BRA)
H16: Paulo Moura (BRA); Tom Whitaker (AUS); Neco Padaratz (BRA)