WQS6スターのUSオープンでタジ・バロウが優勝!!
2004-08-02 更新
現地時間2004年8月1日(日)。アメリカ西海岸のハンティントン・ビーチにおいて開催されていたUSオープンで、10万人という記録的な観客に見守られながら、オージーのタジ・バロウが優勝と賞金15000ドルを勝ち取りました!USオープン・サーフィンは賞金総額175000ドルの世界最大規模のプロ・サーフィン・コンテスト。今回は、スケートボード、BMX、バレーボール、フリースタイル・モトクロスなどの600人の世界トップクラスのアスリートたちによって競われる「バンク・オブ・ウェスト・ビーチ・ゲームズ」のオープニングのイベントとして開催されました。
波のコンディションは大会を通じて2-3ft=ヒザ~ムネ位の形良いブレイク。
決勝heatのメンバーはタジの他にハワイアンのフレッド・パタチア、オージーのトレント・マンロー、そして昨年のUSオープンの覇者であるコリー・ロペス。コリーとフレッドとが一本目からそれぞれ6.83Pと5.33Pという高得点をマークしてきたのに対し、タジは6本目まで全て4.0P以下のライディングを重ねます。しかし、2003年のファイナリストであるタジと、同じく2002年のファイナリストであるトレントは、ともに30分間の決勝heatの後半から一気に調子を上げてきました。トレントは一本の波に数多くのマニューバーを入れ込んで6.7Pと6.0Pを出し、残り数分というところでトップに立ちました。丁度2002年の決勝でカラニ・ロブに逆転される直前のときと同じ様に・・・。
タジは6.47Pと5.83Pを連続で出して逆転可能な位置につけます。そして残り時間あとわずかというときに、タジはそのheatでの最後の波を掴んで7.03Pのライディングを見せ、大観衆を熱くさせました。そして合計13.50Pで15000ドルの優勝賞金を手にしたのでした。トレントはこのハンティントンで2度に渡って最後の最後でおいしいところをさらわれて2位となり、コリーは3位、フレッドは4位となりました。
「この大会ではいい結果を残してきたけど、優勝はまだ無かったんだ。すごくハッピーだ。みんな良いサーフィンしてたよ。勝ててほんとに嬉しいよ。」と喜びを隠し切れないタジはコメントしました。
また前日の土曜日にはブラジリアンの17歳の少年アドリアノ・デ・ソウザがジュニア部門、カリフォルニアのブレンダン・ホワイトがロングボード部門でそれぞれ優勝し、オージーのチェルシー・ジョージソンはウィメンズ部門で2年連続の優勝を決めています。
尚、今回出場した日本人の中では田嶋鉄平が65位と健闘。またジュニア部門では田中英義が9位と活躍を見せました。
■THE HONDA U.S.OPEN of SURFING
1st Taj Burrow(AUS)
2nd Trent Munro(AUS)
3rd Cory Lopez(USA)
4th Frederick Patacchia(HAW)
■LOST JUNIOR PRO
1st Adriano De Souza(BRZ)
2nd Dustin Cuizon(HAW)
3rd Kekoa Bacalso(HAW)
4th Jean Da Silva(BRZ)
■O'NEILL U.S.OPEN of LONGBOARDING
1st Brendan White(USA)
2nd Colin McPhillips(USA)
3rd Matthew Moir(SAFR)
4th Josh Constable(AUS)
■THE HONDA WOMEN'S U.S.OPEN of SURFING
1st Chelsea Georgeson(AUS)
2nd Sofia Mulanovich(PER)
3rd Melanie Redman-Carr(AUS)
4th Jacqueline Silva(BRA)