トム・キャロルがタジ・バロウ相手に番狂わせ!
2004-06-02 更新
現地時間6月1日。フィジー・タバルア島のレストランツPでクイックシルバープロのRound2およびRound3が行われ、ベテランのトム・キャロルがタジ・バロウを破るという番狂わせを演じました!この日の試合会場となったレストランツPの波は1日を通して6-8ftあり、時折、雨や強いオンショアにも見舞われたものの、Heatの大半はとても良い波となっていました。
ワイルドカードとして出場した42歳になるトム・キャロルはバレルでのテクニックを遺憾なく発揮し、ワールドツアー3位のタジ・バロウを下しました。
「タジは現在のトップ選手の1人。俺にとってはタフな相手さ。タジのサーフィンには弱点が無いから、しっかりとマークして優先権を取るしかない。それにしても、20歳かそこいらの連中に囲まれて波乗りするなんてちょっと変な気分だよ。とても光栄だけどね。」とトム。
ブラジリアンのネコ・パダラッツは、素晴らしい波でこの日の最高点となるトータルHeatスコア19ポイントを叩き出しました。
「あんな波にはなかなかお目にかかれない。アウトに出たときには自分の目を疑ったよ。だって来る波全部がパーフェクトなバレルになってたんだから。今まで乗った中で最高の部類に入るバレルだね。チューブの中でボードのテールが2度くらいスライドしかけたけど、何とか出てくることが出来た。まさに夢みたいだったよ。」とネコは語りました。
ダミアン・ホブグッドもこの日に目立っていた一人で、長いバレルを2本メイクしてトータルHeatスコアで18.6ポイントを出していました。
「風が少し変わったのが見えたから、もう少しアウトから行けると思ってね。相手がスゴくイイ波に乗ったけど、その裏の波も同じぐらい最高の波だった! 出てこなくていいならずっと中に入っていたいようなバレルだったなぁ。」とダミアンは笑いながらコメントしました。
その他では、シェーン・パウエルがマイケル・ロウを下し、オッキーはルーク・ヒッチングスとブルース・アイアンズを破り、ケリーもフィジーのローカルサーファー(ワイルドカード)を順当に下して勝ち上がっています。ケリーのRound4での対戦相手はワイルドカードのハワイアン、フレッド・パタチアの予定です。
それではRound4以降の続報をお楽しみに!