WCTブラジル、ケリーが連勝!!
2003-11-05 更新
ブラジルで開催されていたThe Nova Schin Festivalは現地時間11/4にファイナルデーを迎え、全日程を終了。レイティングでTOPを走るケリーがスペインに続き連勝しています。この日は、メイン会場から南へ2時間ほど移動したプライア・デ・ヴィラでRound4から再開。ファイナルデーに相応しいソリッドな6ftのグッドコンディション!ハワイを思わせるような長いレギュラーに選手たちは素晴らしいマニューバーを描きました。
そんな中、先日のスペインで優勝したケリーは、信じられないようなサーフィンで王者としての風格を見せつけます。
クォーターファイナルでは、唯一のパーフェクト10ポイントを叩き出し、その後もハイスコアをメイク!18.67ポイントを獲得すると、ファイナルでも、中盤でリードを許すものの、落ち着いたライディングで巻き返し、終わってみれば9.37ポイントのファイナルHeatトップスコアで27回目のタイトルを獲得しました。
ケリーは試合後に「今までのコンテストで、こんなに多くのギャラリーは見たことがないよ。レイティング争いも熾烈だね。アンディーとの差は少し離れたけど、みんな追いつこうと必死だったよ。だから、彼の4つの優勝に追いついたのも嬉しい。ファイナルではスコアが聞こえなかったけど、ミックが中盤で必要とされていたスコアを出したってことは知っていたんだ。だから僕には良い波が必要だったし、勝てるだろうって予測はしていた。彼のラストの1本は見えなかったけど、ずっと調子がいいからね。僕達はHeatが終了しても、どうなっているのか全く聞こえなかったから、実際にビーチに向かっているときは少し怖かったよ。次のハワイへ向けて凄くエキサイトしている。僕にとってタジが昨日負けて、アンディーがクォーターファイナルで負けた時点で、このコンテストで優勝することが重要だったんだ。それにしてもギャラリーのテンションはすごいね。みんなブラジルにきたらロックスターになった気分になれるよ(笑)」とインタビューに答えていました。
また今シーズン、セミファイナル止まりの続いていたファニングも、そのジンクスを破り、ケリーと互角に戦っていました。
ファニングは「ファイナルまで進めて良かった。ただ、良い波をキャッチできていたら、もっと何かできたのにって思うと悔しいんだ。本当に疲れた・・・でも全力を出し尽くしたよ。ブラジルに戻ってこれて、ファイナルへ進んだのはすごくストークした。2位になったことでまた憂鬱になったけど(笑)。とにかく全てのブラジルの人に感謝している。僕のトリップを最高のものにしてくれたよ!Obrigado!!!ハワイへ向けて、思うところはあるけど、とりあえずはビールでも飲みにいくさ」とコメントを残しました。
尚、セミファイナルで敗退はしましたが、3位という結果を残したのは、テイラー・ノックスと、ワイルドカードのレナン・ロシャでした。
ファニングとセミファイナルで対戦したテイラー・ノックスは「僕にとって最悪の内容だった。Heatの始めから彼に良い波を与えてしまい彼はリズムにのったんだ。でも僕はだめだった。」とコメント。
またレナン・ロシャも、スレーターの前で素晴らしいライディングでキャリアを見せつけました。
「みんな知ってると思うけど、ケリーこそ世界のトップサーファーだよ。僕はグーフィーの波を待ち、ビッグスコアを狙っていたんだ。アウトにいてもすごい歓声が聞こえてきて、本当にテンションがあがったよ。いいバイブだったね。このことは一生忘れないよ!」とケリーを称え、喜びを表しました。
結果は以下の通り。
Nova Schin Festival WCT Brasil 2003
1st Kelly Slater(USA)
2nd Mick Fanning(Aus)
3rd Taylor Knox(USA)
Renan Rocha(Brz)
5th Richie Lovett(Aus)
Andy Irons(Haw)
Lee Winkler(Aus)
Kieren Perrow(Aus)