ケリー優勝!
2003-10-26 更新
スペインで開催されていたビラボンプロは現地時間10/24までに全日程を終了。ケリーが今シーズン3度目のタイトルを得ると共に、レイティングでもアンディーを抜き、TOPに躍りでています。
現地時間10/23から再開されたRound3は、メイン会場であるムンダカが4~5ftサイズアップ!バキオからコンテスト会場を再びムンダカに移して行われました。
Round3-Heat4に登場したケリーは、パウロモウラと対戦。壁のような波や、チューブをメイクし圧勝!また、その後のHeat5では、タジがディープなチューブをメイクし、今大会唯一のパーフェクト10ポイントを叩き出しました。興奮さめやらぬタジは「10ポイントだよ!!こんないいスコアがでるなんて考えてもいなかった。本当にいいポジショニングにいれたと思うよ」と喜びを表しました。
そしてクオーターファイナルが開始された時のコンディションは、ソリッドな6~8ft。オープニングを飾ったのはミックファンニングとキーラン・ピロウのHeatでした。視界の悪いコンディションの中、ジャッジや観客は、ターンの度に大きなスプレーがあがるファニングのライディングに大歓声!ファンニングは今シーズン3回目となるセミファイナル進出を果たしました。そしてケリーはミック・ロウ、タジはフラビオ・パダラッツを下し、共にセミファイナルへ駒を進めました。
ファイナルデーとなった翌日は、4ftの風が入ったコンディションながら、サンドバーに沿って形良いブレイクが見られていました。
Heat1で、ケリーはファンニングを撃沈。負けたファンニングは「良い波がこなかったんだ。ケリーには何本かきていたのに・・・次のブラジルとハワイを楽しみにしている。残りの試合ではファイナルをメイクしたいよ」と語っていました。
そしてHeat2では、タジがネイザン・ヘッジを下し、ファイナルへ。ファイナルはビラボンプロ・タヒチ・チョープーの再現となりました。
レイティングで逆転を狙うケリーは、ファイナルでタジと接戦を繰り広げますが、最後にケリーが8.9ポイントを獲得!シーソーゲームの展開に終止符をうちました。
ケリーは「もう最高だよ!Round1が終了した時点で、アンディーは僕が勝つだろうって言ってたんだよね。まるで予言者のようだよ。アンディーに感謝しないと(笑)。僕も良いポジションにいて、アンディーとタジも近くにいる。すごいエキサイトなことだよ!優勝したこともそうだけど、ポイントでリードできたこの瞬間は本当に興奮するよ!アンディーは前戦で僕達を引き離したけど、これも僕達の完璧な作戦だったのさ。ファイナルでは僕よりもタジの方が波をキャッチしていたけれども、すごいハイスコアってわけではなかったんだ。僕はあせらずに波を待つことができたら、きっと良い波がきて、いいスコアが出せるって判っていたんだ。だから、最後に実際、その波がきて、最高のパフォーマンスができたのは本当に嬉しく思うよ。このイベントではみんな本当にエキサイトしていたよね。来週のブラジルでは、良い波がくるようだし、ブラジルの人はサーフィンというスポーツに対してすごく熱いスピリットを持っているから、きっとエキサイトするだろうね。タイトル争いとして、今はどのイベントも本当に重要なんだ。だから、ブラジルもハワイと同じくらい重要な意味があるんだ」とコメントを残しました。
またタジも、「本当に最高のファイナルができたけれど、やっぱり悔しいよ。ブラジルではいい成績が残せてきているから、次のトーナメントでは頑張るよ」とケリーに雪辱を晴らせなかったタジは話ました。
尚、結果は以下の通りです。
Billabong Pro Mundaka
1st Kelly Slater(USA)
2nd Taj Burrow(Aus)
3rd Mick Fanning(Aus)
Nathan Hedge(Aus)
Current Top 5 Ratings
1. Kelly Slater(USA)7,428
2. Andy Irons(Haw)6,960
3. Taj Burrow(Aus)7,020
4. Mick Fanning(Aus)6,528
5. Joel Parkinson(Aus)6,300