パイプラインマスターズ アンディー優勝!
2002-12-18 更新
ハワイで行なわれていたWCT最終戦、そしてトリプルクラウン第3戦のパイプラインマスターズは現地12/17にファイナルまでの全ヒートが終了。先日ワールドチャンプに輝いたばかりのアンディー・アイアンズが2002年のパイプラインを征し、トリプルクラウンタイトルも手に入れるという快挙を成し遂げました!2002年WCTの最終日となったこの日は、ソリッドな6ftでバックドア中心のコンディションとなりました。そして、ファイナルへ勝ち上がってきたのは、シェーン・ドリアン、ケリー・スレーター、ミック・ファニング、アンディー・アイアンズの4人。
その中で、ビッグウェイブチャージャーのシェーン・ドリアンが素晴らしいバレルライドとマニューバを見せてヒートをリード。ファイナル前半は誰が見てもシェーン優勢という状況でした。そして、ヒート終了まであと3分という所で、ファイナル最大級のセットが入ってきてドラマが起こりました。シェーンはセットの1本目にテイクオフしてチューブへプルイン。しかし、そのあとにアンディーがつかんだ波はさらにデカく、整った、深いバレルの1本だったんです。そして、アンディーはその波を見事にメイクして逆転に成功…そのままタイムアップしてイベントを制覇し、ワールドチャンプに加えてパイプマスターの称号も手に入れました! さらに、トリプルクラウンタイトルもジョエル・パーキンソンを逆転してゲット! サーフィン史上、1つの冬でその3タイトルを獲得した3人目のサーファーとなりました。
そのアンディーは「本当に感激してるよ。釘で打たない限り、自分の腕を下げとく事は出来なかったね。今年のエンディングがこんなパーフェクトになるなんて。友達もすごくストークしてて、俺的には彼らと家族も勝者だと思っているよ。みんな今まで協力的で気合を入れてくれたし、俺と一緒に勝ったんだ。ほんとに信じられないよ。トリプルクラウン全体で素晴らしかった。今年の冬は波にも恵まれて、今日はパイプラインが良くなかったけど、バックドアが良くて俺はそっちが大好きだから自分には良かったね。」とコメントしていました。また、去年パイプで勝った弟のブルースに関しては「今まで1年もパイプマスターって顔されてきたよ。でも、自分も獲れて良かったし、ビーチを仲間に担がれて行くのはいつも最高の気分だね。これでブルースは俺が達成したことが無いことを成し遂げた、とはもう言えないから、今度は彼がツアーに参加する番だよ。」と語っていました。
さて、今年のWCTはアンディーの1年となりましたが、来年はどんなドラマが待っているのでしょうか?? 来年も熱い戦いを期待しましょう!
パイプラインマスターズ
1st
アンディー・アイアンズ
(Haw)17.65-
US$30,000
2nd
シェーン・ドリアン
(Haw)16.1-
US$16,000
3rd
ケリー・スレーター
(USA)9.55-
US$11,000
4th
ミック・ファニング
(Aus)9.0-
US$9,000
セミファイナル
(1st/2nd→ファイナル;
3rd=5位 賞金US$8,500;
4th=7位 賞金US$7,500)
SF1:
アンディー・アイアンズ
(Haw)16.5;
ミック・ファニング
(Aus)15.75;
ダミアン・ホブグッド
(USA)12.3;
タジ・バロウ
(Aus)3.25
SF2:
ケリー・スレーター
(USA)12.25;
シェーン・ドリアン
(Haw)7.6;
コーリー・ロペス
(USA)5.25;
テイラー・ノックス
(USA)1.5
クォーターファイナル
(1st/2nd→セミファイナル;
3rd=9位 賞金US$5,500;
4th=13位 賞金US$4,500)
QF1:
ダミアン・ホブグッド
(USA)16.0;
タジ・バロウ
(Aus)10.15;
フラビオ・パダラッツ
(Brz)9.5;
リー・ウインクラー
(Aus)7.7
QF2:
アンディー・アイアンズ
(Haw)17.0;
ミック・ファニング
(Aus)14.65;
ダニエル・ウイルス
(Aus)14.25;
ブライアン・パチェコ
(Haw)10.1
QF3:
ケリー・スレーター
(USA)18.9;
テイラー・ノックス
(USA)17.15;
ルーク・ヒッチングス
(Aus)12.25;
キーラン・ピロウ
(Aus)8.65
QF4:
コリー・ロペス
(USA)15.4;
シェーン・ドリアン
(Haw)14.0;
ジョエル・パーキンソン
(Aus)9.7;
ジェイク・パターソン
(Aus)2.2
ラウンド3
(1st/2nd→クォーターファイナル;
3rd=17位 賞金US$4,200;
4th=25位 賞金US$3,800)
H5:
ケリー・スレーター
(USA)17.2;
テイラー・ノックス
(USA)16.15;
ルーク・イーガン
(Aus)13.5;
ブルース・アイアンズ
(Haw)10.75
H6:
キーラン・ピロウ
(Aus)17.1;
ルーク・ヒッチングス
(Aus)15.85;
カラニ・ロブ
(Haw)13.05;
レナン・ロシャ
(Brz)7.9
H7:
ジェイク・パターソン
(Aus)17.1;
ジョエル・パーキンソン
(Aus)15.75;
パウロ・モウラ
(Brz)11.25;
サニー・ガルシア
(Haw)10.4
H8:
コーリー・ロペス
(USA)13.75;
シェーン・ドリアン
(Haw)12.25;
ラッセル・ウインター
(UK)8.0;
CJホブグッド
(USA)6.85
パイプライン終了後のレイティングTop10
1.
アンディー・アイアンズ
(Haw)8,102
2.
ジョエル・パーキンソン
(Aus)6,556
3.
ルーク・イーガン
(Aus)6,396
4.
タジ・バロウ
(Aus)6,198
5.
ミック・ファニング
(Aus)5,944
6.
マイケル・ロウ
(Aus)5,824
7.
キーラン・ピロウ
(Aus)5,690
8.
ダニエル・ウイルス
(Aus)5,674
9.
ケリー・スレーター
(USA)5,576
10.
マーク・オキルーポ
(Aus)5,564

