パイプラインマスターズ 続報!
2002-12-17 更新
ハワイで行なわれているWCTパイプラインマスターズは現地12/16にラウンド1ヒート12から再開し、ラウンド3のヒート4まで終了しました。この日のパイプラインは6-10ftで、危険な要素はあるものの、その質、サイズ、バレルライドの長さはどれも素晴らしく、月曜日にも関わらずビーチは観客で一杯! 今年のトリプルクラウンでベストの1日となってくれました。
そんな中、目立っていたのはオージー勢で、特に目立っていたのはジョエル・パーキンソンとルーク・ヒッチングス。前回のサンセットで優勝して、現在トリプルクラウンレイティングでトップを行くパーコは、長~いチューブライドを決めてパーフェクトの10ptをゲット! これで1位で通過か? と思いきや、ルークがほぼパーフェクトの9.95ptと9.8ptの2本を叩き出し、この日最高となるベスト2トータル19.75ptでこのヒートで1位となり、2位のパーコと共にラウンド3へ勝ちあがりました。しかも、ロブ・マチャドとシェーン・パウエルを破ってのラウンドアップでした。
また、ドラマを作ったのは、ワールドチャンプに輝いたアンディー・アイアンズとトライアルから上がってきたブライアン・パチェコ。ラウンド2でネイザン・ヘッジ、ボー・エマートンと対戦したブライアンとアンディーは中盤からワン・ツー体制でヒートをリードしました。しかし、終盤にネイザンが8.0ptをゲットしてベスト2ウエイブのトータルで2位にアップ! アンディーをラスト3分で3位に引きずり落としたんですが、最後の最後にアンディーはパイプでバレルにスッポリ入って無事歓声の中へ抜け出して、逆転に必要な7.35ptを十分に上回る9.6ptをマーク! 一気にトップとなり、2位のブライアンとラウンド3へアップしました。
そして、この日の最終ヒートとなったラウンド3ヒート4でも、ブライアンはパーフェクトの10ptライドと9.0ptのベスト2トータル19.0pt、アンディーは9.5ptと8.25ptのベスト2トータル17.75ptをそれぞれスコアして、ワン・ツーフィニッシュでクォーターファイナルへ駒を進めています。
実はこの2人は幼馴染で、4マンヒートの上位2人が勝ち残る事を考えると、ファイナルまで一緒に勝ち上がる可能性もあるんです。それに関してアンディーは「ブライアンは俺を110%プッシュしてくれてるよ。彼はすごくいいサーフィンをしてるから、今までのヒートはギリギリ後についてってるって感じ。でも、俺たちはいい勢いに乗ってるしお互い情報交換してるから、ファイナルまで他の2人を倒していけたらいいね。」と語っていました。
この日はラウンド3のヒート4で終了しましたが、ヒート5では去年のパイプマスター、ブルース・アイアンズが、ケリー・スレーター、ルーク・イーガン、テイラー・ノックスと対戦します。と言う事で、引き続き注目のこのイベント…続報をお楽しみに!
パイプラインマスターズ
ラウンド3
(1st/2nd→クォーターファイナル;
3rd=17位 賞金US$4,200;
4th=25位 賞金US$3,800)
H1:
フラビオ・パダラッツ
(Brz)12.85;
タジ・バロウ
(Aus)11.75;
シェイ・ロペス
(USA)11.25;
ファビオ・ゴウベイア
(Brz)6.75
H2:
ダミアン・ホブグッド
(USA)17.25;
リー・ウインクラー
(Aus)11.25;
マイケル・ロウ
(Aus)10.0;
グレッグ・エムズリー
(SAfr)5.0
H3:
ミック・ファニング
(Aus)14.1;
ダニエル・ウイルス
(Aus)10.0;
ディーン・モリソン
(Aus)9.5;
パット・オコーネル
(USA)2.65
H4:
ブライアン・パチェコ
(Haw)19.0;
アンディー・アイアンズ
(Haw)17.75;
マイケル・キャンベル
(Aus)11.4;
ネイザン・ヘッジ
(Aus)7.75
ラウンド2
(1st/2nd→ラウンド3;
3rd/4th=33位 賞金US$3,000):
H1:
アンディー・アイアンズ
(Haw)17.9;
ブライアン・パチェコ
(Haw)17.8;
ネイザン・ウェブスター
(Aus)15.65;
ボー・エマートン
(Aus)13.0
H2:
ルーク・ヒッチングス
(Aus)19.75;
ジョエル・パーキンソン
(Aus)18.65;
ロブ・マチャド
(USA)15.0;
シェーン・パウエル
(Aus)3.05
H3:
ディーン・モリソン
(Aus)14.5;
リー・ウインクラー
(Aus)13.15;
マーク・オキルーポ
(Aus)9.85;
マルセロ・ヌネス
(Brz)8.8
H4:
マイケル・ロウ
(Aus)14.5;
サニー・ガルシア
(Haw)12.5;
ギルヘルム・ハーディ
(Brz)11.6;
ビクター・リバス
(Brz)11.4
H5:
タジ・バロウ
(Aus)15.5;
パット・オコーネル
(USA)15.25;
リチャード・ロベット
(Aus)14.75;
ロドリゴ・ドネレス
(Brz)7.85
H6:
レナン・ロシャ
(Brz)12.6;
カラニ・ロブ
(Haw)11.0;
ダレン・オラファティ
(Aus)5.3;
ネコ・パダラッツ
(Brz)3.7
H7:
キーラン・ピロウ
(Aus)15.35;
ファビオ・ゴウベイア
(Brz)13.75;
ピーターソン・ローザ
(Brz)11.8;
フィル・マクドナルド
(Aus)4.9
H8:
コーリー・ロペス
(USA)13.75;
シェイ・ロペス
(USA)13.25;
ポール・キャニング
(SAfr)10.95;
マズ・クィン
(NZ)4.75
ラウンド1
(1st→ラウンド3;
2nd/3rd→ラウンド2):
H12:
フラビオ・パダラッツ
(Brz)13.0;
コーリー・ロペス
(USA)8.0;
マズ・クィン
(NZ)4.35
H13:
シェーン・ドリアン
(Haw)16.75;
シェイ・ロペス
(USA)8.3;
ファビオ・ゴウベイア
(Brz)5.5
H14:
ラッセル・ウインター
(UK)9.25;
ルーク・ヒッチングス
(Aus)8.55;
ピーターソン・ローザ
(Brz)3.75
H15:
ダミアン・ホブグッド
(USA)18.4;
レナン・ロシャ
(Brz)11.65;
ディーン・モリソン
(Aus)6.6
H16:
ジェイク・パターソン
(Aus)15.75;
ギルヘルム・ハーディ
(Brz)12.15;
パット・オコーネル
(USA)12.05
ラウンド3残りのヒート:
H5:
ルーク・イーガン(Aus),
ブルース・アイアンズ(Haw),
ケリー・スレーター(USA),
テイラー・ノックス(USA)
H6:
カラニ・ロブ(Haw),
レナン・ロシャ(Brz),
キーラン

