パイプラインマスターズ メインラウンドスタート!
2002-12-16 更新
ハワイで行なわれているWCT最終戦、トリプルクラウン第3戦のパイプラインマスターズは現地12/14にメインラウンドがスタートしました!この日のコンディションは6ftの朝を迎えましたが、時間が経つにつれてサイズが上がり、風もオンショアに回ってハードなダンパーコンディションへ変化。そのためイベントはラウンド1のヒート6終了後に1時間以上ホールドされました。しかし、その後多少整った10-12ftのブレイクとなったためにイベント再開。ヒート7から11まで消化しました。
そして、メインラウンド初日で注目のヒートとなったのは、前回のサンセットビーチでワールドタイトルを獲得したアンディー・アイアンズと、ワイルドカードのブライアン・パチェコ、過去6回のワールドチャンプを誇るケリー・スレーターの一戦。このヒートで、ケリーは初っ端からパイプラインで深いバレルをメイクして8.0ptをマーク! 序盤からヒートをリードし、2本目でもチューブライドで6.5ptを追加して、他の2人が1ウエイブで逆転出来ないほどリードを広げました。そのあとサードライドでボードを折ってしまったのですが、戦況は変わらずこの日最高のベスト2トータル14.5ptで1位となり、ラウンド3へジャンプアップしました。今年のワールドチャンプを倒した事に関して、ケリーは「彼は今年の大賞を勝ち取ったけど、自分自身の個人的な賞はいつでも設定できるんだよ。」とコメントしていました。
去年このイベントを征したディフェンディングチャンプ、ブルース・アイアンズはサンセットビーチで優勝したジョエル・パーキンソンにリードされながらも、最後デカイセットのチューブに入り、出口が閉まる直前に抜け出して、この日のベストシングルスコア9.65ptを叩きだして逆転! ラウンド3へ勝ち上がりました。
ルーク・イーガンは、2000年のパイプマスター、ロブ・マチャドとネコ・パダラッツと対戦。強烈なワイプアウトを喰らいながらも1位でラウンド3へ駒を進めました。かなりハードなコンディションに関してルークは「アウトに出れるのかロブと心配してたんだけど、最後には逆にどうやって戻るか考えてたよ(笑)。かなりヤバイくてハードな状況だったけど、やらなきゃならなかったからね。」と語っていました。
ネイザン・ヘッジもオッキーとマルセロ・ヌネスを破ってラウンド3へ勝ちあがったんですが、「個人的にはサーフィンをしないけど、サーフィンしたのはしなければならなかったから。これがどんなコンディションだったか物語ってるでしょ。」とルーク同様ハードなコンディションをコメントしていました。
ヒート11まで行なわれたこの日、ミック・ファニングやCJホブグッド、テイラー・ノックス、ミック・キャンベル等も1位でラウンド3へ勝ち上がっています。2位・3位となった選手はラウンド2を戦いますが、現地15日は引き続き巨大なウネリが入っていてイベントはオフ。しかし、16日の午前中に再開されそうなので、情報が入りましたら引き続きお届けしまっす!
パイプラインマスターズ
ラウンド1
(1st→ラウンド3;2nd/3rd→ラウンド2)
H1:
ダニエル・ウイルス
(Aus)8.0;
ボー・エマートン
(Aus)7.25;
ポール・キャニング
(SAfr)3.0
H2:
ミック・ファニング
(Aus)6.6;
フィル・マクドナルド
(Aus)4.4;
シェーン・パウエル
(Aus)0.2
H3:
パウロ・モウラ
(Brz)9.75;
カラニ・ロブ
(Haw)9.65;
リー・ウインクラー
(Aus)3.85
H4:
CJホブグッド
(USA)10.0;
ダレン・オラファティ
(Aus)3.35;
サニー・ガルシア
(Haw)2.6
H5:
テイラー・ノックス
(USA)12.25;
タジ・バロウ
(Aus)6.75;
ロドリゴ・ドネレス
(Brz)0.3
H6:
ミック・キャンベル
(Aus)6.9;
マイケル・ロウ
(Aus)4.45;
ビクター・リバス
(Brz)3.3
H7:
ネイザン・ヘッジ
(Aus)9.0;
マーク・オクルーポ
(Aus)6.75;
マルセロ・ヌネス
(Brz)4.15
H8:
ケリー・スレーター
(USA)14.5;
ブライアン・パチェコ
(Haw)6.75;
アンディー・アイアンズ
(Haw)5.25
H9:
ルーク・イーガン
(Aus)8.25;
ロブ・マチャド
(USA)5.5;
ネコ・パダラッツ
(Brz)4.65
H10:
ブルース・アイアンズ
(Haw)12.0;
リチャード・ロベット
(Aus)8.5;
ジョエル・パーキンソン
(Aus)7.35
H11:
グレッグ・エムズリー
(SAfr)5.5;
キーラン・ピロウ
(Aus)5.5;
ネイザン・ウェブスター
(Aus)5.0
ラウンド1残りのヒート
H12:
コーリー・ロペス
(USA);
フラビオ・パダラッツ
(Brz);
マズ・クィン
(NZ)
H13:
シェイ・ロペス
(USA);
シェーン・ドリアン
(Haw);
ファビオ・ゴウベイア
(Brz)
H14:
ピーターソン・ローザ
(Brz);
ルーク・ヒッチングス
(Aus);
ラッセル・ウインター
(UK)
H15:
ダミアン・ホブグッド
(USA);
ディーン・モリソン
(Aus);
レナン・ロシャ
(Brz)
H16:
ジェイク・パターソン
(Aus);
ギルヘルム・ハーディ
(Brz);
パット・オコーネル
(USA)

