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WCTスペイン…アンディー優勝!

2002-10-18 更新
スペインのムンダッカで行なわれていたWCT第9戦、そして、ヨーロッパレッグ最終戦のビラボンプロ ムンダッカは、現地10/17にクォーターファイナルからファイナルまでの全日程が終了し、アンディー・アイアンズがネコ・パダラッツをファイナルで破ってこの大会を征しました。

最終日となったこの日は、2-3ftのオンショアで面がざわついたコンディション。しかし、今後の波浪予想があまり思わしくなかったために、主催者と勝ち残ったサーファー達は、そのコンディションでイベントを再開する選択をしました。そして、天気も悪くヒート中は時折スコールが降ってたようですが、その後にやって来た激しい雷雨がファイナル終了後だったのが、不幸中の幸いといった所でしょう。

その、決して良いとは言えないコンディションの中、ファイナルに勝ち上がってきたのは、アンディー・アイアンズとネコ・パダラッツで、前回のフランスでのファイナルと同じ顔合わせとなりました。フランスではネコに敗れたアンディーですが、今回は30分のファイナルを序盤からリードし、この難しいコンディションの中でもフロントサイドのカービングリバース360を決めるほどキレていました。そして、6本中5本でなかなかのスコアをゲットし、2本目でマークした8.75ptがこのヒートのベストスコアとなり、ベスト3のトータルを22.75ptとしました。しかし、ネコも後半8.5ptを出して反撃しましたが、逆転に必要な7.51ptをゲット出来ずそのまま終了。アンディーがフランスでの雪辱を見事に果たしました。「オー マイ ゴッド! 最高の気分だよ!」と喜んでいたアンディーは、この勝利でレイティングでも2位のルークに1000pt弱の差をつけています。そのレイティング争いに関しては、「当然頭の中にある。でも皮算用はしないし、パイプラインの最後のヒートまで待つつもり。すべてがうまく行くように祈ってるよ。」と語っていました。また、アンディーは今回の優勝に加え、ヨーロッパレッグ独自のレイティング"EuroSIMAグランドスラムレイティング" でもトップとなったのですが、これに関しては「ワォ、知らなかったよ。」との事です。

一方、椎間板ヘルニアを患ったために今年3イベントをミスしているネコ・パダラッツは、ヨーロッパレッグをレイティング43位でスタートしたんですが、ヨーロッパでの大活躍で18位まで上がって来ました。そして、次のWCTは母国ブラジルで開催されるので、さらなる活躍が見られるかも。

今大会で3位タイとなったのは、キーラン・ピロウとタジ・バロウ。今年ルーキーイヤーのキーランは今回の3位でWCT自己最高位を更新し、レイティングも14位から11位にアップ。同じくタジも13位から6位にアップして、トップ10に入って来ました。

そして、5位タイは、マイケル・ロウ、フラビオ・パダラッツ、ルーク・イーガン、ボー・エマートンの4人。ラウンド1で10ptのパーフェクトライドを見せたボー・エマートンは、その1本で今大会のベストバレル賞を受賞し、授賞式ではボーの呼びかけで、バリで起きた悲劇の犠牲者へ黙とうが捧げられました。

さて、次のWCTは第10戦のブラジル。10/24からウエイティングが開始します。

ビラボンプロ ムンダッカ2002
1st.
アンディー・アイアンズ(Haw)
22.75-US$30,000

2nd.
ネコ・パダラッツ(Brz)
21.75-US$16,000

セミファイナル
(1st→ファイナル;2nd=3位,賞金US$10,000)
SF1:
アンディー・アイアンズ(Haw)
17.25
def.
タジ・バロウ(Aus)
13.7

SF2:
ネコ・パダラッツ(Brz)
14.5
def.
キーラン・ピロウ(Aus)
13.25


クォーターファイナル
(1st→セミファイナル;2nd=5位,賞金US$8,000)
QF1:
タジ・バロウ(Aus)
17.0
def.
マイケル・ロウ(Aus)
11.9

QF2:
アンディー・アイアンズ(Haw)
16.25
def.
フラビオ・パダラッツ(Brz)
12.15

QF3:
ネコ・パダラッツ(Brz)
14.9
def.
ルーク・イーガン(Aus)
13.75

QF4:
キーラン・ピロウ(Aus)
13.15
def.
ボー・エマートン(Aus)
11.95

ビラボンプロ ムンダッカ終了後のレイティング
1.
アンディー・アイアンズ(Haw)
7,052-points

2.
ルーク・イーガン(Aus)
6,066

3.
マイケル・ロウ(Aus)
5,632

4.
ジョエル・パーキンソン(Aus)
5,444

5.
ダニエル・ウイルス(Aus)
5,362

6.
タジ・バロウ(Aus)
5,172

7.
マーク・オキルーポ(Aus)
5,152

8.
カラニ・ロブ(Haw)
5,106

=9.
CJホブグッド(USA),
シェイ・ロペス(USA)
5,048

11.
キーラン・ピロウ(Aus)
5,028

12.
ミック・ファニング(Aus)
5,020

13.
ダミアン・ホブグッド(USA)
4,972

14.
コーリー・ロペス(USA)
4,956

=15.
ネイザン・ヘッジ(Aus),
ケリー・スレーター(USA)
4,508

2002 EuroSIMA Grand Slam Ratings
1.
アンディー・アイアンズ(Haw)
2,560-points

2.
ネコ・パダラッツ(Brz)
2,432

3.
ルーク・イーガン(Aus)
1,862

4.
タジ・バロウ(Aus)
1,776

5.
カラニ・ロブ(Haw)
1,710