2001ヨーロッパレッグ開催中止!!!
2001-09-21 更新
先週末、1週間の延期が発表されたWCTヨーロピアンレッグですが、アメリカ人プロサーファーは30日間渡欧しないと合意、それをうけてASPは今年度の開催中止を発表しました。9/11にアメリカで起きた悲劇的な事件の後、ASPではポルトガルのフィゲイラプロを1週間延期し、日々事態を見守ってきました。
ポルトガルを中止して、フランスとスペインの大会を開催するということは選択肢に無いとするASPは、今週初めにEuro Sima(European Surf Industry Manufacturers Association) と会合をもち、ポルトガルが開催されないのであればヨーロッパレッグ全てキャンセルの意見を一致。Euro Sima、クイックシルバー・ヨーロッパ代表のハリー・ホッジ氏は「悲劇的な事件が起きて以来、我々はASPと共に、ヨーロッパレッグに関連して事態を見守ってきました。クイックシルバーはASP、特にサーファー達の下した判断をサポートすると共に敬意を表します。そして、被害者の方々にお見舞い申し上げます。」コメントしています。そして、パット・オコーネルは「自分の国に向けられた攻撃の直後、人生に対しての感情や判断に整理がつかなかったが、時間が経つにつれ、感じている恐怖や気持ちは事実、そしてショック反応を起こしていることに気付きました。全員一致で、我々アメリカン・サーファー、そしてその家族はこの時期に出国することが個人的に一番関心がある事柄ではないと感じています。「我々は戦時下にある」との報道から1週間、そしてヨーロッパの親類や友人からの見舞いの電話を考慮すると、まだ海外へ出国するのは早すぎると思います。アフガニスタンでの地上戦の話や、テロリストへの空爆計画の可能性や、テロリズムに対する同盟や細菌兵器使用の話を聞くと、何が起こるのか、そして、帰国できるのか誰にも判断できないと思います。我々は、この決断の重大さも認識していますし、この世界的な事件によってこのような状況になったことをとても残念に思っています。この事態に際してのASP、スポーツワールドメディアグループ、WPS、IPS、そしてイベントコーディネーターやスポンサーのご理解とサポートに感謝します。」とアメリカン・サーファーを代表してコメントしています。

