『Billabong Pipeline Masters』スタート!
2009-12-11 更新

マンオンマンの2ヒートを同時に行なうデュアルフォーマットを利用し、R2のH7までのスケジュールが進行しました。
今イベントはASPワールドツアー&「Vans Triple Crown」の最終戦。二つの栄冠が決定するため、注目度も半端ではありません。
舞台のバンザイパイプラインの波は6-10ftレンジのクリーンかつパーフェクトなコンディション。
R1に登場したパイプラインのスペシャリストの中でも特に目立っていたのは、シェーン・ドリアン、シオン・ミロスキー、ジョン・ジョン・フローレンス、ギャビン・ジレット、メイソン・ホー。
そして、アンディ(写真)&ブルースのアイアンズ兄弟もスタイリッシュなサーフィンを披露し、ラウンドアップを果たしています。
「来年はワールドツアーに復帰するよ。そのためのウォームアップってところさ。ゆっくりと休めたおかげで、来シーズンは良い感じで挑めると確信しているんだ」とアンディ。
メンタルな部分を原因に特別に2009年シーズンを休んだアンディですが、コメント通り2010年はツアーへのカムバックが決定しています。
来年に繋げる意味でも、今イベントの活躍を期待したいところです。
『Billabong Pipeline Masters』にエントリーしている最年少サーファー、ジョン・ジョン・フローレンスは、8pt台を続けて2本スコアし、トータル17.20で同じワイルドカードのダニー・フラーを完璧に抑えて次にコマを進めました。
ジョン・ジョンはヒート終了後のインタビューで、「たった4人でパイプに入れるんだ。クレイジーな気分で波に乗りまくって限界に挑戦しちゃったよ。昨日はデカイだけで悪かったけど、今日はクリーンで最高!朝も良かったけど、オフショアが吹き出した午後は更に良くなったね。オレはこの場所で育ってきた。全てのローカルに刺激とアドバイスを受けてさ。マスターズに出場するのは光栄だし、もっと勝ち進みたい!」とコメント。
まだまだ幼さが残る顔立ちの16歳のジョン・ジョンの次の対戦相手はブラジリアンのヘイター・アルヴェス。10歳以上も年上の相手にどんな勝負をするのか、要チェックです。
他にもリアム・マクナマラ、ロイ・パワーズ、フィリップ・マクドナルド、ケコア・バカルソ、ミカエル・ピーコンなどがラウンドアップ!
特にミカエルはR2で9.93を含む19.76のハイエストヒートスコアを記録して注目を集めていました。
なお、7度目のトリプルクラウン獲得を狙っていたサニー・ガルシアは遅刻のために失格。変わりに出場したトーリー・マイスターがオージーのニック・マスクロフトを敗ってR2へ。
毎年素晴らしいパフォーマンスを披露してくれるジェイミー・オブライエンはフィリップ・マクドナルドに抑えられてしまい、すでに姿を消しています。
ネクストコールは現地時間12月11日の早朝6時、ヒートスタートは8時(日本時間12月12日の夜中3時)の予定。
公式サイトではライブ中継も楽しめます!
『Vans Triple Crown」』公式サイト
http://www.triplecrownofsurfing.com/(PC用)
photo: ASP Covered Images