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25周年記念の『THE EDDIE』はエピックコンディションでGO!

2009-12-10 更新
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20ftオーバーのリアルなワイメアベイが条件の『THE EDDIE』こと『QUIKSILVER Big Wave Invitational in memory of Eddie Aikau』は、世界中のビッグウェーバーを招待して行なわれるスペシャルイベント。
過去24年間に7回しか開催されていませんでしたが、25周年記念の今年はアーリーシーズンからコンスタントにノーススウェルがヒット!
現地時間12月7日はワイメア以外をスープで真っ白にさせるモンスター級のウネリが入り、風が収まった8日にコンテストのオンが告げられました。

始めにコンテストのルールを説明すると、各サーファーに2ヒート(1ヒート4本ライド可能)のチャンスが与えられ、ベスト4の波を各100点満点で採点。つまり、4本共にパーフェクトなら400点になります。
ASPとは違い、細かいことは抜きにしてとにかく大きくて良い波を乗りこなすことが条件。キチンとシェアをすれば一つの波に何人乗ってもOKというのも『THE EDDIE』ならではのスペシャルなルールです。

序盤はケリー・スレーター(USA)が圧倒的なリードでディフェンディングチャンピオンのブルース・アインズ(HAW)を抑えていましたが、Round2で100点満点を出したグレッグ・ロング(USA・写真)がトータル323点でケリーを抜いて優勝!
40~50ftレンジの波をドロップする姿はエディ・アイカウの影が重なったようにも見えました。
「この場所にいるだけでもハッピーだね!世界中のヒーロー達と一緒に最も大きなビッグウェーブのイベントに招待してもらったんだぜ!本当に興奮しているよ」とグレッグ。

日本では無名に近いグレッグですが、『Billabong XXL』を受賞するなど、ビッグウェーバー達の間では名の知れたサーファー。
そもそも世界中から名だたるビッグウェーバー達が招待されているため、誰が優勝してもおかしくは無いし、異論はないのです。

「夢のようだよ!ずっとデカイ波にチャレンジすることに情熱をかけてきたんだ。エディはサーフィンを始めた12才頃から注目していたよ。ブロック・リトルからブルース・アイアンズまで新旧のヒーローのポスターを部屋に張って色々と想像していたのさ(笑) サニーやケリーと一緒の舞台に立てるなんて夢みたい。それも初出場で優勝出来るなんて...。まさに子供の時の夢が現実になったね」と表彰台では2位のケリー、3位のサニーと肩を並べて嬉しそうにインタビューに答えていました。

なお、最も大きな波でのテイクオフをメイクしたサーファーに贈呈される「Monster Drop Award」は、チリ出身のラマン・ナヴァロが授与しました。

日本人として唯一招待された脇田貴之は、20位という結果を残しています。

一般サーファーとは違う次元で行なわれている「ビッグウェーブ」の世界ですが、それは想像以上に奥が深いものなのかも知れません。
ハードコアなビッグウェーバー達は、ノースショアに到達したノーススウェルを追いかけてすぐにノースカリフォルニアのマーヴェリックスに飛ぶそうです。こんなスケールの大きな行動も、「ビッグウェーブ」に大きな魅力があるからでしょう。

『THE EDDIE』公式サイト
http://live.quiksilver.com/2009/eddie/(PC用)

『THE EDDIE』結果 
1位 グレッグ・ロング(USA)
2位 ケリー・スレーター(USA)
3位 サニー・ガルシア(HAW)
4位 ブルース・アイアンズ(HAW)
5位 ラマン・ナヴァロ(Chile)
...20位 脇田貴之

photo: ASP Covered Images