トリプルクラウン第1戦『Reef Hawaiian Pro』終了!
2009-11-24 更新

ファイナルデイは大きな北西よりのウネリが入り、会場のハレイワは6-8ftレンジのグッドコンディション!
並み居る強豪を抑えてトップに立ったのは、Round of 128から7つのヒートを勝ち抜いたローカルのジョエル・センティオ(写真)。WQS3500ptと20,00USドルを手にして表彰台では満面の笑顔でした。
4人ヒートのファイナルはC.J・ホブグッド(USA)、ジェイ・トンプソン(AUS)が序盤の主導権を握っていましたが、9.33のハイスコアをメイクしたジョエルが逆転。C.Jは後半に8.07を返すものの、バックアップスコアが足りず、ジョエルが約1pt差で優勝を決めました。
本格的にWQSをフォローしていないジョエルは今回の優勝で得たポイントを足しても51位とクオリファイには届かない位置ですが、それよりもトリプルクラウンの栄冠に一歩近づいたことの方が嬉しかったようです。
クオリファイと言えば、WQSは今イベントと次の『O’Neill World Cup』で全ての日程を終了するため、ラインとなる15位付近の選手にとってはプロサーファーとしての生命を賭けた重要なイベントになります。
3位のジェイ・トンプソンはそのラインに立っていたサーファーの一人。ワールドツアーで32位と低迷しているジェイはWQSもフォローしていますが、今回の結果を受けて6位にジャンプアップ!
来年もツアーに残ることがほぼ確実になっています。
「これで安心!来年もワールドツアーに残れることがほぼ確実になったからね。ちょっと興奮したけど、今は落ち着いた気分さ。ツアーでは、今年も昨年も補欠選手で、まるで泥沼だった。でも、来年はキチンとツアーの一員になって100パーセントの力を発揮したいね」とジェイは話していました。
なお、日本人初のクオリファイを目指してWQSを転戦している大野”マー”修聖と2009年のJPSAグランドチャンピオン、田中樹は共にRound of 128で敗退。今イベントを終了した時点のマーのトータルレイティングは49位と最終戦で上位に食い込んでも無理な位置にいます。
シーズン初めのポルトガルの6スターで2位という好成績を上げ、実力的にはクオリファイに届く可能性があることを証明したマー。来年の再チャレンジに期待しましょう!
「Vans Triple Crown」のセカンドイベントはサンセットビーチに舞台を移動して行なわれる『O’Neill World Cup』。11月24日~12月6日に開催されます。
もちろん、公式サイトではライブ中継も楽しめるので、ぜひアクセスしてお気に入りの選手を応援してみては?
『Vans Triple Crown」』公式サイト
http://www.triplecrownofsurfing.com/(PC用)
『Reef Hawaiian Pro』結果
1位 ジョエル・センティオ(HAW)
2位 C.J・ホブグッド(USA)
3位 ジェイ・トンプソン(AUS)
4位 アラン・リウ(PYF)
photo: ASP Covered Images