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『Rip Curl Pro Search』スタート!

2009-10-23 更新
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リユニオン島から始まり、メキシコ、チリ、バリと毎年素晴らしい波と世界のトップサーファーを巡り会わせている『Rip Curl Pro Search』。
2009年はポルトガルの首都リスボンから車で約1時間のサーフタウン・ペニチェで現地時間10月22日からスタート!

歴史ある美しい港町の目の前にはいくつものサーフスポットがあり、その中でもヨーロッパでベストな波と言われている「Supertubos 」がメイン会場に選ばれています。
コンテスト初日はサブ会場の「Molhe Leste」を使用。リッパブルな3ftの波で戦いの火蓋が切られましたが、R1のH8が終了した時点でコンテストのオフが告げられました。

前戦のスペインと同じく、今イベントでも不安定なコンディションを考慮して時間短縮が可能な敗者復活戦無しの新フォーマットを使用しているため、R1ではトップシードの選手は登場せず、17位以下の選手とローカル&スポンサーシードで選ばれたワイルドカードが対決。

リクオリファイのラインとなる27位前後を彷徨っている選手達にとっては正念場になる大事なヒートとなり、異様な緊張感に包まれていました。

そんな中、現在WQS3位で来年のツアー入りが確実のオーウェン・ライト(AUS)がH7でケコア・バカルソ(HAW)と対決。12.03のトータルスコアで接戦を制し、R2進出を決めました。
「チリとバリでの今イベントにも参加したけど、素晴らしかったね。コンセプトは毎回違う場所でどんな波にも対応出来る世界一のサーファーを戦わせること。ここポルトガルでも彼らと肩を並べることが出来て凄い嬉しいよ」とオーウェン。

まだ19歳のオーウェンは、プロジュニアを重点に今シーズンを過ごす予定でしたが、スポット参戦のはずだったWQSで好成績が続いたため、目標をクオリファイに置き換えるという驚異の急成長を遂げている選手。
ワイルドカードで出場した第2戦のベルズでもデーン・レイノルズ(USA)、ケリー・スレーター(USA)を抑えて話題になっていました。
「ドリームツアーの一員になれるのは、とても嬉しいさ。全てのコンペティターの夢だからね」とコメントを残していたオーウェン。
今イベントでもどこまで成績を延ばすか注目したいところです。

ポルトガル出身の選手と言えば、ティアゴ・ピレスですが、実はもう一人ポルトガルで育った選手がいます。マーロン・リプケ(写真)の出身地はドイツになっていますが、育ったのはポルトガル。ティアゴとも一緒にトレーニングをする仲間で、ペニチェはホームと言える場所だそうです。

H5ではミシェル・ボウレズ(PYF)を相手に7.83を含む14.66のハイエストヒートスコアをメイクしてラウンドアップ!
「今朝、フリーサーフィン中の彼を見かけたんだけど、そのサーフィンは素晴らしかった。自分自身に言い聞かせたんだ。”出来るだけ良い波に乗れよ!”ってね。ラッキーなことに、実現出来たんだ。とても良い気分さ。ヒートを通過するのってこんな気持ちが良かったんだね。この一年で忘れかけていたよ(笑)」とマーロン。

ルーキーイヤーのマーロンは、ファーストラウンドでの敗退がほとんどで、現在44位。残念ながらリクオリファイには不可能な位置にいますが、第2の母国、ポルトガルで有終の美を飾りたいところでしょう。

その他にR2進出を決めた選手はジハード・コードル(BRA)、ヘイター・アルヴェス(BRA)、ナサニエル・カラン(USA)、ベン・ダン(AUS)、パトリック・ガダスカス(USA)、カイ・オットン(AUS)

ネクストコールは現地時間10月23日の朝8時(日本時間の10月23日午後4時)

『Rip Curl Pro Search 』公式サイト
http://live.ripcurl.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images