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『Real B Voice Pro Long Taito presented by 海童』終了!

2009-06-07 更新
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千葉・太東Pで6月6日(土)~7日(日)に開催されたLQS2スター『Real B Voice Pro Long Taito presented by 海童』は通過した低気圧の影響でサイズアップ傾向。
最終日には気持ち良い晴天とムネ~カタ位のウネリに恵まれましたが、もう一つの条件である風が悪く、バンピーな難しいコンディションでの戦いになりました。

Round of 32からスタートした最終日。
ボンガ・パーキンス、クリスチャン・ワック、キーガン・エドワーズなどの外国人勢が順当に勝ち上がる一方、日本人では4月に行なわれたJPSA第1戦で初優勝を決めた森太騎、同イベント2位のユージン・ティール、太東をホームとする真木蔵人や、デヴィット・木下、宮内謙二などの日本を代表する選手達が次のヒートにコマを進めていました。

Round of 16でも、やはり目立っていたのは外国人勢。クリスチャン・ワックとキーガン・エドワーズは共にトータル12.75で1位抜けを果たし、日本人勢では森太騎が切れのあるリッピングでトータル11.50を叩き出し、ボンガ・パーキンスを従えて1位通過。ボンガと2位争いをしていた真木蔵人は僅差で3位となり、ここで姿を消してしまいました。

QFからはマンオンマンヒートに変わり、イベントの盛り上がりもピークに向かってきました。ボンガ・パーキンスもやっとエンジンがかかった感じで、今イベントのハイエストスコア9.25を含むトータル16.75のハイエストヒートスコアで畑雄二を完璧に抑え、晴天の中、沢山集まったギャラリーの目を釘付けに。その他、ユージン・ティール、クリスチャン・ワック、キーガン・エドワーズも各ヒートを大差で勝ち上がりました。

SFのH1はボンガ・パーキンスとユージン・ティールのカード。最初の2本で6pt台と5pt台をまとめたボンガが主導権を握り、残り4分でダメ押しの8.25をメイクして、一人目のファイナルの切符を手に入れました。
H2のクリスチャン・ワックとキーガン・エドワーズの対決は、スコアこそ僅差でしたが、ヒート序盤からクリスチャンがリードをキープしてそのままもう一人のファイナリストに。

注目のファイナル。序盤は両選手共に譲らずの展開で時間が過ぎていきましたが、中盤からはボンガがワールドチャンピオンの実力を発揮し、確実にポイントを重ねて自分のペースでヒートを進めていきます。ラストライドも7.75のハイスコアで決めて見事に優勝!

圧倒的にボンガの強さが印象に残った今イベント。他の選手とはレールの使い方が格段に上手く、トップアクションのスピードや、スプレーの量の差は歴然でした。
ちなみに2位のクリスチャンは、他の選手より長い10ftのシングルフィンを使用。ノーズライドにこだわったライディングはボンガと一線を画すもので、とても素晴らしかったのですが、現在のロングボードコンテストではボンガのようなアクション主体のサーフィンにハイスコアが出やすい傾向にあります。

7月28日~8月2日に伊良湖で開催されるWLT『YUMEYA OXBOW TAHARA PRO』では、この牙城を崩す新しいヒーローが現れるのか?それともボンガが突き進むのか?注目したいところです。

『Real B Voice Pro Long Taito presented by 海童』結果
1位 ボンガ・パーキンス
2位 クリスチャン・ワック
3位 ユージン・ティール、キーガン・エドワーズ

photo: ASP Covered Images