非会員上部PR枠用
 

WQS6スタープライム『6.0 Lower’s Pro』終了!

2009-05-03 更新
1241339502_2009wqstrfred
ASPワールドツアーの合間に重なっていることもあり、WQSは6スターラッシュ!前週に引き続き、二つの6スターイベントが同時進行し、カリフォルニアのロウワートラッセルズで開催されていた『NIKE 6.0 Lower’s Pro』が現地時間5月3日に終了。

世界最大のスポーツメーカー「NIKE」がメインスポンサーというのは昨年と変わりないものの、4スターから今年は一番グレードが高い6スタープライムにパワーアップ。会場もサウスカリフォルニアのサーファーに最も愛されていると言っても過言ではないロウワートラッセルズという注目のイベント。

コンテスト期間中は南西よりと北西よりのコンボスウェルで2-4ftレンジのサイズはあり、順調にスケジュールが進行。ファイナリストに選ばれたのは、フレッド・パターチア(HAW・写真)と同イベントのディフェンディングチャンピオン、ベン・ブルジョワ(USA)の二人のスタイリッシュなサーファー。
ファイナルは、フレッドがファーストウェーブで9.17をスコア。すぐにベンが手堅く6pt台と7pt台をまとめて逆転しますが、フレッドは中盤に7.67のバックアップスコアを手に入れ、トータル16.84で優勝!

「Hurley Pro(9月に開催されるASPワールドツアー第6戦)の良いウォーミングアップになったね。次のタヒチ戦には良いウォーミングアップと言えないけど(笑)、体調や精神的な強さをキープする意味でコンテストモードでいたかったんだ。今年は良い成績だから、このまま突っ走りたいよ」とフレッドは話していました。

”Freddy P”のニックネームで多くのファンを持つフレッドは、2005年からASPワールドアーの一員になり、最高成績は2008年の12位。今シーズンはオーストラリアレッグの第1戦で9位、第2戦で3位に入り、トータル3位とこれまでにない上位に食い込んでいます。5月9日から始まる第3戦『Billabong Pro Teahupoo』の舞台はツアー中で最も危険なタヒチのチョープー。昨年は僅差でR2敗退となりましたが、今年のフレッドは勢いがあるので、上位入賞も期待出来るのでは?

ファイナルでフレッドに敗れたベンは、2008年のASPワールドツアーのメンバーでしたが、リクオリファイを果たせず...。今年はカリフォルニアで開催されるWQSのビックスターに狙いを定め、あとはボートトリップや、現在住んでいるカールスバッドでプロサーファー以外の仕事を両立させ、パートタイム・コンペティターの道を歩むことにしたそうです。

同時開催のASPプロジュニア・グレード2『Oakley Pro Junior』は、フレッドと同じハワイアンのカイ・バーガーが優勝。9.77を含む18.60という圧倒的なトータルスコアを叩き出し、ファイナルで戦った他の3人を完璧に抑えていました。
「ワールドジュニア以来、次の結果を残せないのかって、みんなが思っているような気がしてたから、今回の優勝は凄い嬉しいね。やっと素晴らしい結果が出せて良かった」とカイは嬉しそうにコメント。

カイは年初に開催された『Billabong ASP World Junior Championships』で13カ国から選出された21歳以下の選手のトップに立ち、一躍有名人になりましたが、その後は思うような成績が残せませんでした。コンテストはメンタルな部分も重要なため、今回の優勝で自信をつけたカイの動向は要注目です。

なお、スコットランドで開催中のもう一つの6スター『O’Neill Coldwater Classic Scotland by Swatch』は、現地時間5月3日にRound Of 96が進行中。
日本からエントリーしている辻裕次郎がラウンドアップを果たし、田中樹、大野修聖がヒートを控えています。
残念ながらこのイベントはライブ中継がありませんが、ライブスコアは公式サイトでチェック出来るので、ぜひアクセスしてみて下さい!

『O’Neill Coldwater Classic公式サイト』
http://www.oneill.com/cwc/scotland(PC用)

WQS6スタープライム
『6.0 Lower’s Pro』結果
1位 フレッド・パターチア(HAW)
2位 ベン・ブルジョワ(USA)
3位 ティム・ボール(FRA)、ネイザン・ヨーマンズ(USA)

photo: ASP Covered Images