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ASPワールドツアー第2戦『Rip Curl Pro』終了!

2009-04-17 更新
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オーストラリアのビクトリア州、ベルズビーチで行なわれていたASPワールドツアー第2戦『Rip Curl Pro』は、現地時間4月17日に6ftの絵に書いたようなクラシックなコンディションの中、ファイナルを終了。
第1戦の『Quiksilver Pro』で見事にキラを料理して優勝したパーコことジョエル・パーキンソン(AUS・写真)がワイルドカードのロボことアダム・ロバートソン(AUS)を下し、2連勝を飾りました!
「ホームでの優勝は特別な意味を持つけど、このトロフィーを手に入れることも特別なんだ。他のトロフィーにはない威信と名誉があるのさ。このトロフィーが1年間戻ってくるのは凄い嬉しいね」と2004年以来、5年振りにベルズのトロフィーを手に入れたパーコは嬉しそうに話していました。

ASPファンなら御存知でしょうが、今イベントのトロフィーには大きな鐘が付いていて、表彰台でそれを鳴らすのが習わし。トロフィーの下部には歴代のタイトル獲得者の名前が刻まれており、他のイベントのトロフィーと比べても豪華な造りと色々な意味での重みがあります。
「ロボとオレはグレートな時間を過ごしたんだ。オレ達は勝つために何が必要かを話しながら素晴らしいファイナルを楽しんだのさ。彼の努力には大きな称賛をしなければいけない。ワイルドカードを得るために多くのヒートを戦い、勝ち上がってきたのは見事だよ」とパーコ。

ファイナルでヒート開始のホーンと共に飛び出したのはロボ。ベルズの波を知り尽くしているロボはパワフルかつスムースなラインで6.50をメイク。しかし、ベルズの波とパーコのライディングの相性はそれを上回り、7.83で逆転を決めると続けて9.57を叩き出し、ロボをコンビネーションスコアに追い込みます。
後半は波数が少なくなり、プライオリティを持っていたロボも上手く生かすことは出来ず、そのままファイナル終了のホーンが鳴り響いたのでした。

2001年にツアーの仲間入りをしたパーコは、8年間のキャリアで何度もワールドタイトルレースを経験していますが、あと一歩のところで達成出来ていません。
その件については、「ホームでの優勝で自信を得て、ここで更に自信が高まったね。今までワールドタイトルレースに絡んでいたけど、シーズンの最初に良い結果が欲しいといつも言ってたんだ。今年のような良いスタートを切れるなんて思ったこともなかった。オレの後ろにはハングリーなサーファー達が沢山いるし、次のイベントは強い奴が他に現れるかも知れない。オレは着実にやることをやって、同じゲームプランで次のイベントをこなすだけ。初戦のゴールドコーストからワールドタイトルレースは短距離走ではなくて、マラソンと言っている。まだ8イベントも残っているんだからね」と語っていました。

ファイナルで負けたものの、ローカルナレッジを生かして勝ち上がってきたロボの功績は優勝に匹敵するでしょう。ロボが波に乗る度にギャラリーが大きな声援を送っていたのも印象的でした。
「ビード(ダービッジ)とのヒートが波と自分のサーフィンも含めて一番良かったね。オレは失うものもないし、前に進むだけだった。この結果は本当に嬉しいよ」とロボはコメント。

R2ではケリー・スレータ-(USA)を倒したオーウェン・ライト(AUS)に注目が集まり、次のヒートでビード・ダービッジ(AUS)を抑えたロボは見過ごされていました。
WQS76位と全くのノーマークの選手が伝統のベルズのイベントで2位に入るとは誰も想像しなかったことでしょう。

次のイベントは5月9日~20日にタヒチで開催される『Billabong Pro Teahupoo』

第2戦『Rip Curl Pro』結果
1位 ジョエル・パーキンソン(AUS)
2位 アダム・ロバートソン(AUS)
3位 ジョーディ・スミス(ZAF)、フレッド・パターチア(HAW)
5位 C.J・ホブグッド(USA)、ミック・ファニング(AUS)、ケコア・バカルソ(HAW)、キーレン・ペロー(AUS)

『Rip Curl Pro』サイト
http://live.ripcurl.com/?home(PC用)

photo: ASP Covered Images