Roxy Proはヤングガン達が活躍!
2009-03-03 更新

メンズのR1と同様にメイン会場のスナッパーロックスよりもコンディションがベターだったサブ会場のD-BahことデュランバーでR1の6ヒートが行なわれました。
今シーズンは過去に例がないような大幅な世代交代があり、サーフィンのレベルも一気にアップ!
2年連続ワールドチャンピオン、ステファニー・ギルモア(AUS)のライディングが普通に見えてしまうほどの才能あるヤングガン達がイベントを盛り上げていました。
この日のハイライトはサリー・フィッツギボンズ(AUS・写真)、シルヴァナ・リマ(BRA)、メーガン・アブボ(HAW)のH4。ツアー歴4年で昨年2位のシルヴァナがエアーを混ぜた攻撃的なマニューバーでパーフェクト10をスコア。しかし、ルーキーのサリーもメンズ顔負けのパワフルなスナップを連発し、トータルで0.10pt上回る18.77のハイエストヒートスコアでシルヴァナを抑えてラウンドアップ!
「良いスタートね。ゴールドコーストで戦うのを楽しみにしていたの。波に恵まれたし、ラッキーだったわ。イベント中は自分をプッシュして戦っていこうと思う」とサリー。さらに「ルーキーはみんな同世代。今のところ良くやっているようね」と話していました。
2008年のワールドジュニアを制したサリーはまだ18歳。成長の余地は無限大にあり、今後のヒートでも驚くようなライディングを披露してくれることでしょう。
一方、僅差で2位となったシルヴァナは、「10ポイントを貰えたのは素晴らしいこと。ヒートにも満足よ。コンテストでエアーをすることをずっと考えてたの。最後に成功して良い気分ね」と負けた結果は気にしてない様子。敗者復活戦となるR2に注目です。
ジュニア時代にサリーとライバルだった同い年のペイジ・ハレブ(NZ)もルーキーとしてワールドツアー入り。H1でサマンサ・コーニッシュ(AUS)、ジェシー・マイリー・ダイヤー(AUS)を下して早くも実力を証明しています。
ペイジはヒート終了後のインタビューで、「嬉しいわ!沢山の経験を積んでいる彼女達を倒したんだもの。今までの私の経験の中では最高のヒートよ。ヒート中はリラックスしていたわ。波回りも良かったし、順調に進んでいたのもリラックス出来た原因ね。とても楽しかった」と話していました。
他にもアラーナ・ブランチャード(HAW)、ブルーナ・シュミッツ(BRA)がルーキー初のヒートを1位で通過し、R2をスキップしています。
そんなルーキー達の活躍に隠れていたこの日のステファニーでしたが、地元でのイベントには負けられないと確実にスコアを重ね、ロザンヌ・ホッジ(ZAF)とトライアルから勝ち上がったアシュリー・スミス(AUS)をルーザーズに追いやります。
「今朝は小さ過ぎて難しいコンディションだったわね。この2週間は割と波が続いてたから、少しがっかり。でも、たまに良い波も来てたわ」とコメント。
ゴールドコースト出身のステファニーですが、この地で優勝を決めたのはワイルドカードで出場した2005年のみ。3年連続でワールドタイトルを狙っている今年は地元での優勝で弾みをつけたいところでしょう。
「ゴールドコーストなら任せといて!どんな波でも自信があるわ。全てのポイントブレイクが大好き。特にD-Bahなんて毎日やってる場所よ。どこでもOK!」と笑顔で話していました。
なお、現地時間3月3日はスモールコンディションのため、『Roxy Pro』『Quiksilver Pro』共にオフ。ウェイティングピリオドは3月11日ですが、1週間の予想を見ても大きなスウェルが入る可能性は低いようです。
『Roxy Pro』公式サイト
http://www.roxypro.com.au/eng/home.aspx(PC用)
photo: ASP Covered Images