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『Boost Mobile Pro』がキックオフ!

2008-09-09 更新
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全11戦中、すでに6戦を消化した2008年のASPワールドツアーは、約1ヶ月の休暇を終えて第7戦『Boost Mobile Pro presented by Hurley』がカリフォルニアのローワー・トラッセルズでスタート!
ウェイティングピリオドに入った現地時間9月7日の翌日、南西のグランドスウェルがヒットした8日の早朝にR1が始まり、日没までの間にR2のH2まで進行。
3-5ftレンジのパーフェクトコンディションの中、世界トップレベルの素晴らしい戦いが繰り広げられました。

昨年のタイトルホルダーで、前人未到の9Xを目前としているケリー・スレーター(USA・写真)は、H8でダイヤン・ネイブ(AUS)とワイルドカードのシェーン・ベッシェン(USA)を相手に9.60を含む18.90のハイエストヒートスコアで余裕のラウンドアップ!
「良いヒートだったね。全てが上手く噛み合っていたと言えばいいかな。とにかくサーフボードの調子がこれ以上ないくらい最高なんだ!良いスタートを切れると自信につながるし、気分良く身体が動くから、上手くヒートが進行する。正直、ヒート序盤はあまり良い調子ではなかったけど、我慢してセットの波を2,3本待ってみたら、ラインを描くのにベターな波が入ってくることが分かったんだ」とケリー。

トラッセルズのことは自ら「裏庭」と称するくらい得意としているケリー。R1を見る限りでは全く隙が無く、間違いなく優勝候補のナンバー1と言えるでしょう。

ケリーと並んで好調さが際立っていたのは、H9に登場したミック・ファニング(AUS) この日3番目のハイスコアとなる9.57をメイクし、 トム・ウィタカー(AUS)とワイルドカードで出場したロブ・マチャド(USA)をコンビネーションスコアに追い込んでの勝利。
ミックはヒート終了後に「休暇後の勝利は気分が良いものさ。今の実力が掴めるからね」とコメント。

ミックの今年の最高成績は第1戦のゴールドコーストと第5戦のJ-Bayでの2位。トータルでは5位とワールドタイトルを獲得した2007年シーズンの勢いは今のところ見られません。とりあえず、後半戦はまず1勝。そして、ケリーに少しでも追いつきたいところでしょう。

ちなみにこのトラッセルズ戦は、毎年ワイルドカードに注目の選手が登場することで知られていますが、今年はロブを初め、シェーン・ベッシェン(USA)、若手成長株のヤディン・ニコル(AUS)&ブレット・シンプソン(USA) そして、2000年ワールドチャンピオンのサニー・ガルシア(HAW)がエントリー。

ロブとシェーンはR1とR2をクリア出来ませんでしたが、ブレットとサニーは次のR3へコマを進めています(ヤディンはR2でアンディと対戦)。
若いブレットはさておき、サニーはラストチャンスとも言えるクオリファイを狙ってシーズン当初から積極的にWQSをフォローして一時はトップに迫る勢いでした。現在はクオリファイ圏外の19位ですが、シーズン後半には得意のハワイ戦が控えているため、一気にレイティングを上げてくる可能性があります。
インタビューでは、「全ては順調さ。フランス(WQS)で良い成績が残せなくて、ヒザも悪くしていたから一度家に戻ってトレーニングしたかったんだ。そこにこのイベントのスポット参戦の話!上手い具合にね。早めに帰ってトレーニングを積んで、パーフェクトなトラッセルズを数人で貸切りだぜ!これ以上何があるってんだよ!」と話していました。

その他にR3へジャンプアップした主な選手は、ボビー・マルティネス(USA) 、エイドリアーノ ・デ・ スーザ(BRA)、ジョエル・パーキンソン(AUS)、デーン・レイノルズ(USA) 、ディーン・モリソン(AUS)など。タジ・バロウ(AUS)とビード・ダービッジ(AUS)はR1で敗れましたが、R2で勝利して次に進んでいます。

ネクストコールは現地時間9月9日の朝7時。日本とカリフォルニアの時差はマイナス16時間なので、日本時間の夜12時。時間的にライブ中継を見れない方はその日のハイライトがビデオでチェック出来るので、公式サイトにアクセスしてみて下さい!

www.boostmobilepro.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images