『Billabong Pro』ファイナル速報!
2008-07-17 更新

ファイナルデイは4-5ftレンジの十分なサイズで序盤こそオフショアだったものの、すぐにオンショアに変わってしまい、バンピーなコンディションでヒートが進行。
QFまで勝ち上がってきたのは、カレントリーダーのケリー・スレーター(USA)を初め、 ジョエル・パーキンソン(AUS)、ビード・ダービッジ(AUS)、エイドリアーノ ・デ・ スーザ(BRA)、タジ・バロウ(AUS)、CJ・ホブグッド(USA)、 ミック・ファニング(AUS)、アンディ・アイアンズ(HAW)とレイティング8位までの順当な選手達。
その中でファイナリストに選ばれたのは、フィジーまでの4戦中で3勝を上げているケリーと昨年のワールドチャンピオン、ミック。現在考えられる最高のカードが実現しました。
波の方はファイナルになってもオンショアが止まず、クラシカルな「J-bay」には程遠い状態に...。この二人でさえワイプアウトが目立ったと言えば、その波の悪さが想像出来るでしょう。
当然、スコアもなかなか延びませんでしたが、ヒート終盤にケリーがルースなターンを確実に決めて8.50のハイスコアをメイク。ミックもコブだらけのフェイスにリップを繰り返しますが、4pt台が限界。残り数分の時点でミックが必要なスコアは9.37と、この日の「J-bay」で逆転するにはほぼ不可能な数字。それもケリーは優先権を持っているのにも関わらず、最後までチャージを繰り返し、ラストにもう一つの8pt台を叩き出します。結局、ミックをコンビネーションスコアに追い込み、ファイナルはケリーの一人舞台で終了。
カレントリーダーの座はケリーがキープしたまま2位以下との差を更に広げ、自らが持つ8Xの記録を塗り替える可能性が非常に高くなってきました。
ファイナルデイの詳しいレポートやインタビューは、追ってBCニュースなどでお伝えします!
第5戦『Billabong Pro』 結果
1位 ケリー・スレーター(USA)
2位 ミック・ファニング(AUS)
3位 ジョエル・パーキンソン(AUS)、タジ・バロウ(AUS)
5位 ビード・ダービッジ(AUS)、エイドリアーノ ・デ・ スーザ(BRA)、CJ・ホブグッド(USA)、アンディ・アイアンズ(HAW)
photo: ASP Covered Images