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『Billabong Pro』はいよいよ終盤戦に突入!

2008-07-16 更新
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ASPワールドツアー第5戦『Billabong Pro』は4日間のインターバルを開け、新たなスウェルが入った現地時間7月16日に再開。R3の全てのヒートとR4のH4までのスケジュールが消化し、いよいよ終盤戦に突入!
晴天に恵まれたJ-Bayのコンディションは5-6ftレンジのオフショア。時間帯によってクセがある波質となり、波を見極める力以外にも運が勝負を左右する展開となりました。

このような勝負になるとやはり強いのは経験豊富なベテラン勢。特にJ-Bayを過去3回も制しているケリー・スレーター(USA)は対戦相手が蚊帳の外でサーフィンしているような一方的な勝ち方でR3とR4をあっさりと通過。
R3のトラビス・ロジー(ZAF)とのヒートではファーストウェーブで9.17、中盤には9.97のパーフェクトに近いスコアでトラビスが一本も乗らない前にトータル19.14というこのイベント2番目のハイエストヒートスコアをまとめて圧勝。
R3でテイラー・ノックス(USA)を敗ったトム・ウィタカー(AUS)とのR4のヒートでもトムが6pt台を出すのが精一杯の中、9.70を含むトータル18.03で軽々とラウンドアップを果たしていました。
「あのヒートは丁度波回りが良かったんだ。トムはいくつか良い波に乗っていたけど、オレが最後の方に乗った波は沢山の良いセクションがあって多分8回はターン出来たんじゃないかな。それに最後は小さなチューブもあったしね。たまにあることを望んでそれを信じていると、そのまま起こることがあるんだよ。」とR4での戦いを振り返ったケリー。

次のQFの対戦相手であるヤングブラジリアンのエイドリアーノ ・デ・ スーザ(BRA)については「エイドリアーノには油断出来ない。彼はこの数年で多くのことを学んできたし、ここでも良いサーフィンをしているよね。彼のライディングは凄い速いし、大きなスプレーも上がっている。沢山のターンも。だから、彼を侮ることは決して出来ないのさ。」とコメント。

前戦のフィジー戦で3位に入り、現在レイティング4位のエイドリアーノのツアー歴は今年で3年目。まだ21歳のエイドリアーノにとってケリーは大をいくつ重ねても足りない程の大先輩ですが、同じラインナップに並べば対戦相手の一人に変わりはありません。
エイドリアーノもR3とR4を難なく突破して勢いがあるだけに、もしかしたらケリーにとってこのイベント最強の相手になるのかも知れません。

他にもパーコことジョエル・パーキンソン、ビード・ダービッジのオージー勢が順当にR4を勝ち上がり、QFへ。R4の残りヒートは、ミック・ファニング(AUS) vs ブルース・アイアンズ(HAW) 、CJ・ホグブッド(UAS) vs フレッド・パターチア(HAW) 、タジ・バロウ(AUS) vs ジョーディ・スミス(ZAF)、アンディ・アイアンズ(HAW) vs ジェレミー・フローレス(FRA)の4ヒート。

ネクストコールは現地時間17日の朝7時。日本時間の午後2時。波次第ではファイナルまで行なわれる可能性があるので、時間がある方はライブ映像をチェック!

http://www.billabongpro.com/(PC用)

photo: ASP Covered Images