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『モンスターエナジー・パイプラインプロ』途中経過!

2008-02-01 更新
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ハワイで開催される今年最初のWQSイベント『モンスターエナジー・パイプラインプロ・プレゼンテッドバイ・ビラボン』がバンザイパイプラインで開催中!
コンテスト初日となった現地時間1月30日は、4ftレンジのトレードウィンドがやや強めに入ったコンディション。とてもパーフェクトなパイプラインとは言えなかったものの、今シーズンのノースショアは非常に不安定な状況が続いており、コンテストピリオドである2月9日までの予想を見ても期待は出来なかったため、コンテストディレクターはやむなくゴーサインを出しました。

エントリーした128名の選手達の顔ぶれを見るとハワイアンが多く、パイプラインを得意とするアンディ&ブルース・アイアンズ兄弟、昨年のこのイベントの覇者ジェイミー・オブライエン、フレッド・パターチアなどのスター選手や、レジェンドのデレク・ホーの姿も。その他、US本土からはツアーを引退しても人気が衰えないロブ・マチャドや、ビックウェーブで有名なピーター・メル、日本からは田中樹&譲、小川直久&幸男の2組の兄弟を始め、牛越峰統、堀口真平、脇田貴之がエントリーしてイベントを盛り上げています。

初日はRound of 136から96のH4までを消化。やはり、ローカルナレッジを生かしたハワイアンが多く勝ち上がっていましたが、ロブ・マチャドや、日本勢では小川直久、堀口真平、牛越峰統、深川達哉もラウンドアップを果たしていました。

コンテスト2日目となった31日もトレードウィンドがやや強めに吹き込み、サイズも前日とほとんど変わらず。パイプライン、バックドア、オフザウォールを利用してRound of 64のH8までを消化しました。

この日の注目ヒートは、パンチョ・サリヴァン、ロイ・パワーズ、ロブ・マチャド、マイルス・パダカの組み合わせ。序盤はシーソーゲームで中盤にはロブがリードを握る場面もありましたが、後半にパンチョがバックドアのディープなバレルを抜けて8pt台を二つ叩き出し、トータル17.1ptで余裕の1位抜け。2位には今シーズンからエリートツアーの仲間入りをするロイが入り、ここまで順調にヒートアップしてきたロブは波運に見離された形で敗退。
このハイレベルなヒートで圧勝したパンチョは、「みんな素晴らしい選手ばかりだから、自分のパフォーマンスを上げていかないと勝てないと分かっていた。イベントを通してリズムとペースを築きたかったけど、あのヒートは水準を上げなければならなかったね。」
さらに「リアルなパイプでは無いけど、楽しめる波だし、ハイパフォーマンスも可能だよ。本当はターンでポイントを稼ぐつもりだったんだけど、ラッキーなことにリズムを掴んでバレルをメイク出来たんだ。ちょっと驚いちゃったよ(笑)」とコメントを残していました。

パンチョはこのイベントの2005年の覇者。本当はシード権も持っていたのですが、エントリーが遅れ、トライアルから出場することに。ASP側はイベントホルダーとしてワイルドカードを与えましたが、パンチョはパイプラインで出来るだけ多くのヒートをこなしたかったため、断ったそうです。

他にもハワイアンが強く、ラブ・ホーデル、ジョエル・センティオ、マクア・ロスマンなどがラウンドアップ。
しかし、本命のアンディ・アイアンズは、ヒート中にカリフォルニアのマット・モハゲンにひかれるというハプニングが発生し、無傷ながらリズムを崩してしまい、全く良いところが無く完敗。弟のブルースを残し、早くも姿を消すという番狂わせがありました。

ネクストコールは現地時間2月1日の早朝7時。Round of 64のH13には日本人の最後の砦、田中樹が登場。TJ・バロン、ギャビン・ベッシェンらと戦います!

photo: ASP Covered Images